Burnt Friedman : Bokoboko
ARTIST / Burnt Friedman
TITLE / Bokoboko
LABEL / nonplace
DATE / 2012
TITLE / Bokoboko
LABEL / nonplace
DATE / 2012
2197。以前紹介した盤"Coptic Dub"。決してぬるい盤を作らない才人Burnt Friedmanによる1枚。とにかく徹底的にリズムに向き合う彼の姿勢は、とても響きやすく、先鋭的である。それはかつてのクラウトロックの鬼人Jaki Liebezeitをもその気にさせる程度にダイナミックで揺るぎがない。本作では、I'm Not A GunのTakeshi Nishimotoや、常連のJoseph Suchyといったプレイヤーで脇を固めて、それはそれは磐石です。もちろんいつもどおりの話しですが。ダブダブしい方向の模索というよりも、エキゾチックなイメージをなぞるかのような音の連なりによって表現されるのは、かの当方の地、日本の水にまつわる物語、なのだろう。どこまで日本に取材したものなんかは良く分からないけれども、そのようなイメージの不一致ってのはたいした問題ちゃう。タイトルには、渦、でくの坊、船頭、トタン屋根、村、めまいといった日本語が選ばれている。もちろんタイトル曲として日本語のオノマトペであるボコボコだってある。水だ。日本の水、そしてそれらを取り巻く何かしらのイメージ。それが本作を照らし返した馴染み深さの遠方を伝えているように思う。どう捉えなおしてもどこまでも抽象化した、仮構化したジャパン・クリシェ。ここは日本ではないとう日本人に与えられる違和感は、どこまでねらったものか分からないけれども、Burnt Friedman的な日本の音世界がここには用意されているのである。いつだって期待にこたえてしまうんだけども、それはそれで、僕自身に進歩がないとでも言おうか、楽しめてしまっている悲しさもある。とりあえず聴いてみましょう。圧倒的に外れない。