µ-Ziq : Bluff Limbo
ARTIST / µ-Ziq
TITLE / Bluff Limbo
LABEL / rephlex
DATE / 1994
TITLE / Bluff Limbo
LABEL / rephlex
DATE / 1994
2144。過去盤レビュー。充実の2nd。2枚組。後にsonyから日本盤も出される程度には流通しているはずです。それでも一次は入手困難の憂き目にあっていたようで、。2004年に再プレスされた模様。所詮はμ-Ziqさんというところでしょうか。とにかくあふれ出す構想をぶち込むことに終始しているからか、ボリュームはたっぷりあるにも関わらず、さほど琴線に触れることはない。それはやっぱりParadinasさんの革新的な手法を知ってしまっているからでしょう。もちろん1994年において、21世紀を見越したスタイルを提示してるって点では、さすがなのだろう。すなわち、古くない。かっこよくはないけど、古くないん。21世紀の電子の礎の一部としてμ-Ziqさんはキチンと仕事をしたわけです。もちろんそれで終わらずに爆発するんだけど、それはこれからの話。ストリングスを使ったメロウさがあるし、インダストリアルなやけっぱちな4つ打もある。同時期にリリースされたAphex Twinの仕事は"Selected Ambient Works Volume II"(AFX名義では"Analogue Bubblebath 4"リリースによりシリーズが完結? )、Squarepusherはマーケット的にはデビューしてなくて、Luke VibertはWagon Christ名義で"Phat Lab. Nightmare"をリリースした。それを思うと、本作でParadinasさんが鳴らしているビートや全体的構想力ってのは、のっぴきならない状況にあったことは分かるだろう。今聴くとだせえなぁだけど、それは、本作のスタイル自体が決して過去化されていないからであって、つまり過去的な参照点のなかで郷愁やらなにやらを感情で固めて鑑賞していないからであって、それはそれですごいことなんだと思う。やっぱり21世紀のスタイルなんだよ。 ファンキーなスタイルを入れてみて、単純に遊んでなぁというものもあれば、調子のって綺麗に仕上げてる曲もあれば、単純にあがる曲もある。とにかくぶち込んで、やれることをやる。そんなParadinasの若手感がみなぎっている。