The Auteurs Vs µ-Ziq : S/T
ARTIST / The Auteurs Vs µ-Ziq
TITLE / S/T
LABEL / hut
DATE / 1994
TITLE / S/T
LABEL / hut
DATE / 1994
2143。過去盤レビュー。どういう位置づけか分からん謎のリミックス盤。Paradinasさんの経歴のなかでぷっくりと浮いています。でも本作を引き受けたことをきっかけにμ-ziqはVirgin傘下へと移行し、そこからplanet muを展開し始めるわけだから、看過できないっちゃ出来なかったりする。で、正直に告白すると、僕は本作を最初に手にとったとき、「Autechre対μ-ziqってやばいなこれ」という少年な感想を持ったわけである。「Theって付いてるけどそういう呼び方もあるんだなぁ」と。もちろん本作はAutechreではなくThe Auteursが関わっている。1991年にイギリスで結成され、チェロを特色とする以外には多分特筆することのないバンドだと思う。オリジナルも含めてよく知らなかった。だから当時は本作を聞いたときに、すでにμ-ziqの万華鏡のようなドラムンの響きを知っていた僕としては、なんともインダストリアルさを残したダサいミックスで、根本で鳴っている旋律性もParadinasらしくなくて感傷的でつまんねぇと思った記憶がある。今聴くと、そこまで毛嫌いするような出来ではなかったことに気付かされるわけだが。リミックスの対象となったのはThe Auteursの2nd"Now I'm A Cowboy"の6曲程度。大味といえば大味だし、本作以後、Paradinasさんがこの手の作品をリリースしていないことを考えると、さほど効果的手法だとは思わなかったのではないでしょうか。もちろんリミックスの仕事はちょろちょろ引き受けているのだろうけど。で、その後僕はとあるルートでThe Auteursに触れることになった。つまりSteve Albiniがプロデしたバンドとして(参考1)。そして大誤爆してやっぱり不満に思ったわけだけど、AlbiniとParadinasの接点としてThe Auteursは僕の自尊心を満たす役割を担ったとはいえるかもしれない。