Q And Not U : No Kill No Beep Beep
ARTIST / Q And Not U
TITLE / No Kill No Beep Beep
LABEL / dischord
DATE / 2000
TITLE / No Kill No Beep Beep
LABEL / dischord
DATE / 2000
2224。以前紹介した盤"Different Damage"。祝祭的かつインディー的なジャケット。1stにふさわしいつつましさで持って、次代のdischordを抱えようとしたと勝手に想像するQ And Not U。ポスト・ハードコアの急先鋒として、日本でも広まった彼らの音は純粋にかっこいいです。メンバーは Chris Richards(ギター、ベース、ボーカル)、Harris Klahr(ギター、ボーカル)、John Davis(ドラム、ボーカル)、Mathieu Bourliqu(ベース)の4人。 録音はおなじみのDon ZientaraとIan Mackayeによる2枚看板。1998年に結成、2005年に解散し、3枚のフル盤を残しましたが、彼らがやったことは結局のところ当時のシーンはちょっと華やかに彩っただけで、それで終わってしまった。可能性はとてもあったと思うけれども、音楽シーン全体の混迷の中では、そのキャッチーかつ骨太なやり方は、ちょっと遅すぎたのかもしれない。それでもレーベル運営のやる気をなくしていたIan Mackayeがライブを見て鼓舞したという話もあるようで、彼らがdischordで果した役割ってのはやっぱり大きそうです。当時のほんのひと時は。あるいはdischordが21世紀に乗り込んだという点においては。多分ライブバンドなのだろう。ソリッドなギターと複雑なリズムをこなす部隊、それでいて曲は飽くまでもキャッチーに。そんな夢のようなバンドが追いかけた未来はしかし明るくなかった。残念だ。それでもQ And Not Uと時を同じくして、アメリカ各地では技巧的なインストバンドが爆発的に増えていく。その流れの意味はいつか解明されるだろう。あるいは解明されているのかもしれない。dischord的にも、パンク的にも、世間的にも、重要な1枚です。踊れ。