BONNIE PINK : Evil And Flowers
ARTIST / BONNIE PINK
TITLE /Evil And Flowers
LABEL / ポニーキャニオン
DATE / 1998
TITLE /Evil And Flowers
LABEL / ポニーキャニオン
DATE / 1998
2146。以前紹介した盤"Heaven's Kitchen "。過去盤掘り起こし。同時代に聞きまくった1枚です。中学3年生でしょうか。Lサイドとともに、もはやビジュアルまで好きというテンションで享受していたボニピンの3rd。本作のM2'Forget Me Not'のPVではメイド姿を披露していて、それが収録されたビデオテープを僕たちは狂おしく眺め続けたのであった。何の特典ビデオだったんかなあれは。メイド服ってかわいいなぁっていう。本作でもスウェーデンのプロデューサーTore Johanssonとともに、なんちゃってUK的サイケデリック気味、すなわちBテイストを披露しています。ごてごてに音を盛りこまず、それぞれのパートのロウな響きとボーカルの魅力を生かしている。マーケット的には北欧ポップスの文脈におくことで、カジヒデキ的なそういう事象などとともに、広がりつつ、サウンド的には、おじさんにも訴求するスタイルで勝負するっていう。ビジュアルでもとらえるという。そういう良い方向性でがんばっていた黒歴史。アルバムタイトルともなっている曲のピアノバージョンから幕をはける本作の静謐さったらなくて、若かりし僕たちは全ての曲に胸をときめかせたのであった。ミュージックステーションで聴いたとき、緊張していたからか、当時の歌の下手さったらなかったけど、ボニピンの魅力は、彼女のファルセットのひっかかりとかつぜつが特徴的なボーカルはとても不確定で、魅力的だ。今でもすごく良いと思う。で、本作を最後に、彼女はToreから離れ、ギターでの作曲に挑戦を始める。それでもLサイドはキチンとフォローしていたが、僕は、にわかでありながらも短期的B党だったので、やはりそのぽろんぽろんとした音に興味を持てなくて離れていってしまったという。その後、迷走期を経て、勝ち組女子へとかろやかな変貌を遂げるというのはまた別の話しである。だから、本作は、僕がぞっこんになった人生である程度の時間を捧げた1枚であり、重要な1枚である。素晴らしい名盤である。個人的には今聴いても。響くわ。