Herbie Hancock : Maiden Voyage
ARTIST / Herbie Hancock
TITLE / Maiden Voyage
LABEL / blue note
DATE / 1965
TITLE / Maiden Voyage
LABEL / blue note
DATE / 1965
[71-71]。これでやっと枚数調整終わり。以前紹介した盤"Head Hunters"。ジャズ名盤探訪。邦題『処女航海』。Herbie Hancock(ピアノ)、Ron Carter(ベース)、Tony Williams(ドラム)、George Coleman(テナー)、 Freddie Hubbard(サックス)というゴージャスな布陣。というか、きちんとしたジャズファンにとったら、ただのMiles Davisな布陣。このときMilesは療養中だったもよう。その後エレクトロニック・ファンクへと移行し、メインストリーム・ポップスへも介入していくHerbie Hanckockが、60年代にきちんとやってのけたモダンの形。やっぱりこういう着実な達成と、そこからの逸脱ってのが、かっこよさの証明だね。新主流派とかなんとか言われる清廉なスタイルは、古さなんてものは微塵も感じない清らかな感性でもって愚鈍な僕を掻き立ててくれる。モードの魔法ともいうかもしれない。もっさりとした形式から解き放たれている。プレイヤーは自由に、自分たちの鳴らしたいようにやっている。モードというより緩やかな形式のなかで。それが単純な聴取体験ではなく、聴くたびに何かしらの発見を与えるポイントなのだろう。海の雰囲気を全面にたたえることを目的とするコンセプト盤らしいが、それが成功しているかどうかは分からない。ジャズで海の雰囲気なんて表現できるもんか。別にいいけどさ。ただ当時のblue noteのリーダーごり押しジャケとは違って、お洒落感に満ちてる。飾りたくなるね。ほとばしる知性と、斬新なジャケット感でもって、異性をいちころにするそんな1枚である。ただし1回聴いただけではふわっとした印象以外なにも残らないので注意。繰り返し聴いて味わいましょう。