V.A : Clicks & Cuts 4
ARTIST / V.A
TITLE / Clicks & Cuts 4
LABEL / mille plateaux media
DATE / 2004
TITLE / Clicks & Cuts 4
LABEL / mille plateaux media
DATE / 2004
2246。Lサイドによるレビューはこちら。あの、その、ほら、mille plateauxが帰ってきた!!てな具合で、一部の、ごくごく一部の電子音楽フォビアをわかせた人気コンピ。EFAの倒産に巻き込まれて、そりゃ巻き込まれたってなことだから、帰ってこれるさとは思っていたけど。でも、あれ? なんかmediaってついてる。なんかそういう複合的な方向で再出発するみたいだなぁ。へぇ。と思ってたら、速攻でその態度は破棄されて、また沈黙して、また戻ってきて、と見事に迷走を繰り返したのちに、さっぱりとまた活動を停止するという往生際の悪さ。すげえ長生きして最後は自殺する、見たいな。それにしても考えてみるに本作が出たのが2004年。Lサイドはこのブログを立ち上げた当初に、早々と本作をレビューするキャッチアップぶりを発揮していて、その「今ここ」を追いかけようとする態度はなんら変わっていない。賞賛に値する。あれから10年である。今は2014年。俺は化石みたいに、いまさらこの盤をレビューしている。その何の変哲もない、変わらなさを鳴らしている本作から、何かを汲み取ろうという耳すら呪詛を書き忘れて千切りとられるといった始末である。ほんとにね。EEジャンプのソニンが昔歌っていた「ホントはね。」という名曲があるけれど、そんな気分である。好きだったんだよ。見たいな。歩き出すよ、見たいな。帰ってきたmille plateauxがどうにかこうにかかき集めたメンツはEight Frozen Modules(1)、Tilman Ehrhorn(1)、Thomas Brinkmann(1)、Ultra-Red(1)、Bizz Circuits(1)などなど。いまさらながら手に入れた、と謙遜しつつも、これほど関連リンクを張り巡らせることのできる自分をほめてあげたい。そんな感慨に陥る。人気コンピだけあって、当時のグリッチ、クリックがどんな最先端な音をならすことによってその現代性を確保しようとしたことが伝わるし、それは今でもまったく色あせることが出来ないほどのときめきがあると思う。ここまで躍らせようとするコンピだっただろうかとちょっと記憶を辿りたくなるが、少なくとも本作は強烈なまでに踊れという。また当時静かに販路を拡大しようとし、静かにフェードアウトしたIDMのような展開する見せている。ベテランから若手まで、多分オーナーのAchim Szepanskiはかなり本気でこのコンピを復活させたのだろう。細部にまでこだわりを見せる電子音楽の見本市。是非手にとってそのかっこよさを感じていただきたい。ちなみに、再度クローズする前年の2010年にはひっそりと、本当にひっそりとシリーズ5作目がリリースされている。本作から6年後の出来事である。