Radian : Rec.Extern
ARTIST / Radian
TITLE / Rec.Extern
LABEL / thrill jockey
DATE / 2002
TITLE / Rec.Extern
LABEL / thrill jockey
DATE / 2002
2239。以前紹介した盤"Juxtaposition"。John Norman(ベース)、Martin Brandlmayr(ドラム、コンピューター)、Stefan Németh(シンセ、コンピュータ)の3人からなるRadianの2nd。本作からthrill jockeyに移籍。録音とミックスをJohn McEntireが担当。同年に徳間から日本盤もリリースされていて、当時のシカゴ界隈の盛り上がりを感じさせます。どっかの俯瞰写真をジャケに採用し、その硬質で無機質な音楽を表彰する。緊張感のある音を鳴らす。ギターレスという意味において、数十年続くポップスとは異なる音を鳴らすことが出来る。それでもドラムとベースといったリズムパートが音の粒のひとつとしてきちんと前景化し、いわゆるポストロ的方向性を確保している。ただ電子の配色が強いために、演奏というニュアンスは低い。かなり細かく音を鳴らして、密度は高いけれども、静かである。良質なベッドルーム電子の特徴でもある。うっせえよダボが糞して寝ろという怒号の出番はない。彼らはシカゴ産のバンドではなく、ウィーン産である。その連綿と続く旧大陸のエクスペリメンタル電子のレベルの高さを舐めてはいけない一方で、彼らにジャンクな手ほどきを期待してもいけない。そんなどうでも良いことを感じさせる洗練された1枚である。聴かなくても良い。2009年に4thを出して以来、Radian自体は沈黙していますが、メンバーはそれぞれアヴァンな土壌で活動しているもようです。