Jamie Lidell : S/T
ARTIST / Jamie Lidell
TITLE / S/T
LABEL / warp
DATE / 2013
TITLE / S/T
LABEL / warp
DATE / 2013
2244。以前紹介した盤"Jim"。すっかりwarpのソウルフル部門担当になったJamie Lidellによる渾身の5th。これまでと趣向が違うのかなってぐらい80年代あたりのシンセなエレクトロ・ファンクを展開する。M1なんてStevie Wonderな歌い方だし、M2のドラムの軽薄さったらもうMichkel Jacksonのそれでしかない。セルフタイトルをつける意味としては、自己の音楽遍歴の再現なのかなぁ。まるでアメリカの生粋のブラックファンクから派生しているメインストリーム音楽に対して、イギリスから(アメリカはナシュビル在住みたいだが)1人ぼっちで歴史を総ざらいした上で戦いを挑んでいるかのような態度がやばい。M4の余裕感たるや、素晴らしいことだと思う。ちりばめられたPrinceやらJackson妹の幻影たちが、Jamie Lidellが再構成した、まさにレトロフューチャーな世界感のなかで再生し、ダンスを促す。Timberlandからの影響を隠さず、今、エレクトロ、ファンク、ソウル、R&Bその他もろもろのポップスを奏でる上で、新しいゲームが始まっているということをなんら否定しない。Jamie Lidellほどに、ただただ音楽が好きな人間っていうのは、それをまった隠そうとせず、それが土台にあることをなんら照れることもなく、まっすぐに、自分の音楽をつくりあげる。なんてすがすがしいんだろう。なんて音楽なんだろう。