DJ 3000 : True Colors
ARTIST / DJ 3000
TITLE / True Colors
LABEL / submerge
DATE / 2004
TITLE / True Colors
LABEL / submerge
DATE / 2004
[59-71]。以前紹介した盤"Somewhere In Detroit Mix Series Vol. 1"。こんなにもさわやかなジャケットでどうしたって感じ。デトロイトの若手も現在ではもはや若手ではないのかもしれないが、それでも当時は、地下世界の新たな支配者たちの寵愛を受けて、戦い続けてきたDJ3000。2004年にはURのオフィシャルDJにまでなったそうな。それが、どうした。さわやかでやわらかい陽光のもとに出てきやがって。えらくなったというかなんというか。全然地下の戦士じゃないじゃないか。彼が手がけたミックス盤としてはおそらく3枚目ぐらいとなる本作。今回も、彼が手繰り寄せた素敵な音源たちによって、心躍る1枚となっています。彼が卓抜にリレーしていくのは、自身の音源のほか、Gary Martin、Shawn Rudiman、Basic Bastard(DJ Dexにミックスされたトラック)、Fabrice Lig、Los Hermanos、DJ Dex & Ray 7、The Martian、Mr. De' 、Mad MikeによるElectric Soul、Brandon CallowayによるBounce、Unknown Soldier(Ray 7による別名義)、Shawn Rudiman、S²、Marco Bernardi、Renaissance(Mr De'の別名義)。直球トラックは抑え気味で、とにかく同世代に注目!という感じなのでしょうか。正直、デトロイトシーンについて造詣が深いわけでもない僕ですので、知ってる名前なんてほとんどありません。それは、多分、歴史に名をはせたプロデューサーたちに比べると、やっぱりシーンの周縁が十分に認知されるほどには流通していないからと想像する。もちろんレコ屋のそのコーナーに行けば、適切に並んでいるんでしょうけどね。僕のようなミーハーな人間に届くまで頭角を現していないという意味で。それでも、ここでミックスされているのはsubmergeの番地からその名前を取ったというほど、看板を負かされているDJ3000。確かな選曲センスは、なんでこんな曲が未発掘ないしはさほど注目されないままで埋もれていくのかと突きつけられます。その絶妙なバランス感覚によって、どこで切っても満足できる大変素敵なミックスになっているのではないでしょうか。