::: 2008 BEST JUL to DEC :::
ARTIST / B12
TITLE / Time Tourist
LABEL / warp records
DATE / 1996
TITLE / Time Tourist
LABEL / warp records
DATE / 1996
ARTIST / Flanger
TITLE / Templates
LABEL / ntone(ninja tune)
DATE / 1999
TITLE / Templates
LABEL / ntone(ninja tune)
DATE / 1999
ARTIST /Pinback
TITLE / Autumn Of The Seraphs
LABEL /touch & go
DATE / 2007
TITLE / Autumn Of The Seraphs
LABEL /touch & go
DATE / 2007
ARTIST / Sonic Youth
TITLE / Sonic Nurse
LABEL / geffen records
DATE / 2004
TITLE / Sonic Nurse
LABEL / geffen records
DATE / 2004
ARTIST / Walter De Maria
TITLE / Drums And Nature
LABEL / __________
DATE / 2000
TITLE / Drums And Nature
LABEL / __________
DATE / 2000
いつのものようにアルファベティカルオーダーです。予告していたように、7月から12月のあいだにレビューしたもののなかから5枚選択しました。コンピ枠は必要なしと判断した結果の5枚です。下半期にレビューした枚数は全部で186枚でして、上半期の157枚とあわせますと343枚となり、1日1枚ペースが完全に達成できなかったことを示しています。MY TUBEなどをカウントしたとしても駄目でしょうね。質より量を標榜していたRサイドなわけですけれども、そのアイデンティティーもクライシスしたわけです。アイクラですね。まあいいですが。一方で現時点での未アップ枚数は43枚とかなり減少しまして、喜ばしい状況です。この下半期はCDをあまり買わなかったということですね(とかいいながら、実はグールド紙ジャケの未レビューとかを含めるならば単純に+20枚とかになりますが)。
さて、下半期の総評をするとすれば、上半期と同様に非常に地味だったといわざるを得ません。見返してみてもぱっとしないですね。それは結局作家の人たちが悪いのではなくて、僕が真剣に聴いていないということに原因があるわけで、ただただ申し訳ないと。特集したものとしてはHenrry Cowがまず挙げられます。個人的により重要なのはゲーム音楽(タグのGAME MUSICを参照)をポピュラー音楽として回収しようとしたことなんですが。評判を聞かない(というかこのブログ自体あんまり見られてない)ので、なんともいいがたい部分がありますが。盤自体を少しずつ集めているので今後もゲーム音楽のレビューは続くでしょう。といってもスクウェアが中心になりそうですから、視野は狭いですけど。あとニューウェーブ系今更再考の一環として、Au Pairs(参考:1)やA Cetain Ratio(参考:1)、Gang of Four(参考:1)の諸作を取り上げたり、年末にはThe Pop Group周辺の諸作(参考:12345)を扱いました。今更ながらのニューウェーブ回顧もまだまだ楽しめる余地があって良いです。あるいはジェイポップをいくつか集中的に取り上げたこともありました。テリヤキ・ボーイズ(参考:1)、ボニー・ピンク(参考:1)、電気グルーヴ(参考:1)、そして愛を込めてさらりと浜崎あゆみ論(参考:1)も展開してみたりもしたり。この気持ち、届いているといいな。
あとこのブログも少し機能を拡張しまして、Poll機能やBBS機能をつけたりしました。少ないながらもレスポンスを頂いた方々には深々と頭を下げたいと思います。Poll機能のほうを見ますと(その前にこちらから2008年上半期ベストをご確認ください)やはりといいますか、断トツでDinosaur Jr.の"Bug"(12票)が聴かれていることがわかりました。やっぱり基本盤なんですね。あとLuke Vibertによるコンピ(5票)やCamberwell Nowの盤(5票)もさすがといった感じでしょうか。ただShannon Wright(3票)をはじめ、Bloq(1票)やManishevitz(1票)は残念な結果でしたね。てか僕は試し投票として全部の盤に1票いれてますから、BloqやManishevitzは投票いただいた人のなかで聴いた人がいないということになります。まあ一般的な知名度を考えればそうなのかもしれません。しかし僕としてはこの2枚はDinosaur Jr.の盤と同じくらい感動できたので、皆さんにも聴いて欲しいところです。てかむしろそういう盤を挙げたいと考えているくらいです(とかいいながら下半期も無難なところばかりですが)。ちなみにどれも聴いたことがないは3票でした。その3人の方々はどんな音楽がすきか是非教えてください。積極的に取り上げたいと思いますから。それから、今回も投票のほう協力お願いします。
2008年下半期もいろいろありました。こういうとき備忘録としてのニュース部分は役に立ちますね。新譜としてはSquarepusherとかCarl CraigとMoriz Von Oswaldによるカラヤン再構築とか欲しいのはいくつかありました。まだ買ってません。リイシューも盛んで、レビューしたもの以外ではRoy Woodやタージマハル旅行団の諸作なんか魅力的でしたね。レーベル関係の話題も例えばSonic Youthがmatadorに移籍とか、Sean Lennonが新レーベル始動とか。復活劇でいえば、B12、マイブラ、そして最後の最後にBlur再結成の話までとびこんできました。そして個人的に歌モノ発見の旅の過程でJeff Hansonに出会えたことはなんかよかったと思います。彼の盤は結局2009年にレビューすることになってまいましたが。あと普段はあんまり行かないライブにも行きましたなー。Faust来日(参考:1)とコイルの10周年アニバーサリーです。後者は取り上げていませんが、かつての記憶が喚起されてなかなかよい経験でした(でも聴きたかった曲が少なかった)。マイナスのニュースもありまして、ポピュラー音楽をめぐる状況の悪化も著しく、シスコが倒産してしまいました。個人的にはディスクユニオンのここ数年ではなかったセールの打ちかたも気になっているところなんですが。
ではようやく、本題に入ります。選出された盤を1枚づつ見ていきましょう。1枚目。てかB12は不本意ながら2回目のベスト選出となります。同一名義では初ではないでしょうか。"Electo-Soma"が残念すぎる名盤ですし、寡作なので選ぶべきではないのかもしれませんが、本作もなんか感動したんですよ。なぜでしょうね。聴いたときのコンディションがよかったのかな。まあ祝復活という意味も込めて。電子枠ですね。2枚目も電子枠ですが、ジャズフレイバが混ざっています。重要な盤ですが、皆さんちゃんと押さえていますかという意味を込めて。てかFriedmannが好きなんだが。3枚目。2007年新譜の買い逃し盤です。本作は間違いなく下半期の下において私に十全な喜びを与えてくれました。これからはPinbackの時代なんですね。4枚目。メジャー枠。皆さんの気持ち、もちろん分かります。どうかなーとも思うんですよ。いつも言うようにSonic Youthの盤はほぼすべてが名盤なわけで。"Sister"とか評価の高い盤もレビューしましたしね。でも今回選んだ"Sonic Nurse"は今後特別な評価を与えられるようになるという大いなる予感がある。まあ普通にいい盤だったといえばそれまでなんですけど。5枚目。前衛枠。これは多分ほとんどの人が聴いたことないでしょう。聴いてたらすぐに友達になりましょう。いろいろな感情の元で本作を選択したのですが、やっぱり知る人ぞ知るとかいうレベルのものにとどまっていて欲しくないのです。
以上、僕が勝手に2008年下半期ベストに選んだそれぞれの盤の寸評でした。今年も2008年の盤がなかったですね。詐欺的です。遅れてて申し訳ないことです。ちなみに勝手に選ぶ2008年度ナンバーワンジェイポップ大賞はマクロスF関連のサントラ諸作でした。菅野よう子が手がけたそれらは遠くない未来において重要な参照点となっていることでしょう。パチパチパチーン。
さて、だらだら書いてきましたが2009年はどんなんでしょうね。本ブログそのものに関していえば、これまでのようにレビューできなくなるのは確実で、現在のLサイドのようにまだらな状態になってしまうことが予想されます。そんときはそんときで、荒地な感情の元で、進退を決定することになるでしょう。なんか面白いムーブメントなり、新しい関心なりが生じればいいのですが、まだそういう感じはありませんね。とりあえず、今考えているのは、やっぱりヒップホップをもう少しさらうことと(今更ながらとりあえずJ DillaとMadlibとかね)、ゲーム音楽の再考をもう少し掘ってみようと思います。あとはAphex Twinが新作出してくれればそれだけでいいですよ、もう。それが結局すべてだと思うんです。現在はそこに至るまでの助走でしかないとさえ考えています。それからライブのほうも重要そうなのには積極的に参加しようかしらんと。それもこれも気分と状況次第なんですけどね。そんなこんなで、それでは、音楽...音楽...
さて、下半期の総評をするとすれば、上半期と同様に非常に地味だったといわざるを得ません。見返してみてもぱっとしないですね。それは結局作家の人たちが悪いのではなくて、僕が真剣に聴いていないということに原因があるわけで、ただただ申し訳ないと。特集したものとしてはHenrry Cowがまず挙げられます。個人的により重要なのはゲーム音楽(タグのGAME MUSICを参照)をポピュラー音楽として回収しようとしたことなんですが。評判を聞かない(というかこのブログ自体あんまり見られてない)ので、なんともいいがたい部分がありますが。盤自体を少しずつ集めているので今後もゲーム音楽のレビューは続くでしょう。といってもスクウェアが中心になりそうですから、視野は狭いですけど。あとニューウェーブ系今更再考の一環として、Au Pairs(参考:1)やA Cetain Ratio(参考:1)、Gang of Four(参考:1)の諸作を取り上げたり、年末にはThe Pop Group周辺の諸作(参考:12345)を扱いました。今更ながらのニューウェーブ回顧もまだまだ楽しめる余地があって良いです。あるいはジェイポップをいくつか集中的に取り上げたこともありました。テリヤキ・ボーイズ(参考:1)、ボニー・ピンク(参考:1)、電気グルーヴ(参考:1)、そして愛を込めてさらりと浜崎あゆみ論(参考:1)も展開してみたりもしたり。この気持ち、届いているといいな。
あとこのブログも少し機能を拡張しまして、Poll機能やBBS機能をつけたりしました。少ないながらもレスポンスを頂いた方々には深々と頭を下げたいと思います。Poll機能のほうを見ますと(その前にこちらから2008年上半期ベストをご確認ください)やはりといいますか、断トツでDinosaur Jr.の"Bug"(12票)が聴かれていることがわかりました。やっぱり基本盤なんですね。あとLuke Vibertによるコンピ(5票)やCamberwell Nowの盤(5票)もさすがといった感じでしょうか。ただShannon Wright(3票)をはじめ、Bloq(1票)やManishevitz(1票)は残念な結果でしたね。てか僕は試し投票として全部の盤に1票いれてますから、BloqやManishevitzは投票いただいた人のなかで聴いた人がいないということになります。まあ一般的な知名度を考えればそうなのかもしれません。しかし僕としてはこの2枚はDinosaur Jr.の盤と同じくらい感動できたので、皆さんにも聴いて欲しいところです。てかむしろそういう盤を挙げたいと考えているくらいです(とかいいながら下半期も無難なところばかりですが)。ちなみにどれも聴いたことがないは3票でした。その3人の方々はどんな音楽がすきか是非教えてください。積極的に取り上げたいと思いますから。それから、今回も投票のほう協力お願いします。
2008年下半期もいろいろありました。こういうとき備忘録としてのニュース部分は役に立ちますね。新譜としてはSquarepusherとかCarl CraigとMoriz Von Oswaldによるカラヤン再構築とか欲しいのはいくつかありました。まだ買ってません。リイシューも盛んで、レビューしたもの以外ではRoy Woodやタージマハル旅行団の諸作なんか魅力的でしたね。レーベル関係の話題も例えばSonic Youthがmatadorに移籍とか、Sean Lennonが新レーベル始動とか。復活劇でいえば、B12、マイブラ、そして最後の最後にBlur再結成の話までとびこんできました。そして個人的に歌モノ発見の旅の過程でJeff Hansonに出会えたことはなんかよかったと思います。彼の盤は結局2009年にレビューすることになってまいましたが。あと普段はあんまり行かないライブにも行きましたなー。Faust来日(参考:1)とコイルの10周年アニバーサリーです。後者は取り上げていませんが、かつての記憶が喚起されてなかなかよい経験でした(でも聴きたかった曲が少なかった)。マイナスのニュースもありまして、ポピュラー音楽をめぐる状況の悪化も著しく、シスコが倒産してしまいました。個人的にはディスクユニオンのここ数年ではなかったセールの打ちかたも気になっているところなんですが。
ではようやく、本題に入ります。選出された盤を1枚づつ見ていきましょう。1枚目。てかB12は不本意ながら2回目のベスト選出となります。同一名義では初ではないでしょうか。"Electo-Soma"が残念すぎる名盤ですし、寡作なので選ぶべきではないのかもしれませんが、本作もなんか感動したんですよ。なぜでしょうね。聴いたときのコンディションがよかったのかな。まあ祝復活という意味も込めて。電子枠ですね。2枚目も電子枠ですが、ジャズフレイバが混ざっています。重要な盤ですが、皆さんちゃんと押さえていますかという意味を込めて。てかFriedmannが好きなんだが。3枚目。2007年新譜の買い逃し盤です。本作は間違いなく下半期の下において私に十全な喜びを与えてくれました。これからはPinbackの時代なんですね。4枚目。メジャー枠。皆さんの気持ち、もちろん分かります。どうかなーとも思うんですよ。いつも言うようにSonic Youthの盤はほぼすべてが名盤なわけで。"Sister"とか評価の高い盤もレビューしましたしね。でも今回選んだ"Sonic Nurse"は今後特別な評価を与えられるようになるという大いなる予感がある。まあ普通にいい盤だったといえばそれまでなんですけど。5枚目。前衛枠。これは多分ほとんどの人が聴いたことないでしょう。聴いてたらすぐに友達になりましょう。いろいろな感情の元で本作を選択したのですが、やっぱり知る人ぞ知るとかいうレベルのものにとどまっていて欲しくないのです。
以上、僕が勝手に2008年下半期ベストに選んだそれぞれの盤の寸評でした。今年も2008年の盤がなかったですね。詐欺的です。遅れてて申し訳ないことです。ちなみに勝手に選ぶ2008年度ナンバーワンジェイポップ大賞はマクロスF関連のサントラ諸作でした。菅野よう子が手がけたそれらは遠くない未来において重要な参照点となっていることでしょう。パチパチパチーン。
さて、だらだら書いてきましたが2009年はどんなんでしょうね。本ブログそのものに関していえば、これまでのようにレビューできなくなるのは確実で、現在のLサイドのようにまだらな状態になってしまうことが予想されます。そんときはそんときで、荒地な感情の元で、進退を決定することになるでしょう。なんか面白いムーブメントなり、新しい関心なりが生じればいいのですが、まだそういう感じはありませんね。とりあえず、今考えているのは、やっぱりヒップホップをもう少しさらうことと(今更ながらとりあえずJ DillaとMadlibとかね)、ゲーム音楽の再考をもう少し掘ってみようと思います。あとはAphex Twinが新作出してくれればそれだけでいいですよ、もう。それが結局すべてだと思うんです。現在はそこに至るまでの助走でしかないとさえ考えています。それからライブのほうも重要そうなのには積極的に参加しようかしらんと。それもこれも気分と状況次第なんですけどね。そんなこんなで、それでは、音楽...音楽...