Flanger : Templates
ARTIST / Flanger
TITLE / Templates
LABEL / ntone(ninja tune)
DATE / 1999
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LABEL / ntone(ninja tune)
DATE / 1999
1528。1st。われらがBernd FriedmannとUwe Schmidtによるユニット。SchmidtさんといえばAtom Heartですね。かなり豪華なユニットだといえるでしょう。去年2007年にnonplaceから"Nuclear Jazz"が出ましたが、それは本作と2ndを再構築したものでした。ntoneは最近リリースもないようで、クローズしてしまったかninja tuneに一本化されたかどちらかでしょう。それにしてもこの2人が集まって駄作が生まれるはずもないわけで、nu-jazzというよくわからんジャンル、future-jazzともいうのでしょうか、そのなかでもかなりの名盤とされるんじゃなかろうか。現在でもFriedmannはそちら界隈で素晴らしい実績を積んでらっしゃいますけども、本作にはさらにSchmidtさんの腰つきが加わるわけで、グルーブがぱねーです。鍵盤系はSchmidtさんによるものみたいですけれども、この人は本当にそこが知れない。情報を収集していると、hmvの"Nuclear Jazz"のレビューでちょこっと触れられているのですが、「リアルジャズをエレクトロニックスのみを使用し、再現した名フューチャージャズアルバム」とあります。リアルジャズってなんすかね。オリジナルがあるってことでしょうか。ジャズにそれほど通じていないのでよく分かりませんが。M4などを聴けば音色的やベースの動き的に初期のSquarepusherに通じるところがありますけれども、本作のが過剰に繊細です。ベースもSchmidtさんらしい。すごいね。M1の入りがかっこいいです。男がいろんな種類のジャンルに付着する音楽(ブルース、70年代ディスコといったものからチルドレン、ファンタジー、サイファイなどなど)を紹介し、その瞬間的イントロが流れます。そして男によって「ハイテク」と紹介されたところから音楽が始まるわけです。まさにhi-techの音楽です。素晴らしい1枚なのではないでしょうか。傑作です。