Transmitters : And We Call This Leisure Time
ARTIST / Transmitters
TITLE / And We Call This Leisure Time
LABEL / heartbeat records / birdsong
DATE / 1981 / 2007
TITLE / And We Call This Leisure Time
LABEL / heartbeat records / birdsong
DATE / 1981 / 2007
1561。myspace。世界初CD化。帯曰く「グラクソ・ベイビーズのメンバーが結成した、マキシマム・ジョイと並ぶもうひとつのバンドが26年の歳月を経てついにそのヴェールを脱ぐ。詩を重視したグラクソ・ベイビーズの初期の音楽性とレゲエからの影響を継承した過激なサウンド。ライブを含むボーナス・トラック4曲収録」。メンバーはGlaxo Babiesの元ボーカルだったRob Chapman(ボーカル、メロディカ)をはじめ、Sam Dodson(ギター、キーボード)、Sid Wells(ベース)、Dave Baby(サックス)、Jim Chase(ドラム)、Julian treasure(ドラム)という布陣。いいです。これも世界初CD化ですか。どう聴いてもニッチを押さえるというような内容ではないんですけどね。もちろんある程度持続的な活動があったのかどうかなどは重要だと思いますし、期待の地平を越えるという困難な作業を通じて、われわれの記憶はアップデートされていくわけですからね。本作を聴けば2ndもある程度いい盤をつくれたろうに、と思ってしまいます。密度が高く、スタイルも土台がしっかりしているので聴いていて安心ができる。何か好きなタイプのバンドに感じが似てるなーと思ったら、大鷹俊一さんによるライナーにはWireやThe Fallといったバンドとの類似性が指摘されていました。なるほど。サックスとギターが絶え間なく隙間を埋めているわけですが、旋律が持続するのではなくダブっぽく(スカっぽく)断片化しているので独特のグルーブが生まれている。良いですね。ちなみに本作と以前紹介したGlaxo Babiesの諸作(参考:12)は2007年に同時リイシューされたもので、僕のようなにわかN.W.好きもその恩恵を十全に受けることができました。ありがとうございます。