Glaxo Babies : Put Me On The Guest List
ARTIST / Glaxo Babies
TITLE / Put Me On The Guest List
LABEL / rader scope/ birdsong
DATE / 1979 / 2007
TITLE / Put Me On The Guest List
LABEL / rader scope/ birdsong
DATE / 1979 / 2007
1560。以前紹介した盤"Nine Months To The Disco"。世界初CD化。帯曰く「ポスト・パンクの雄、グラクソ・ベイビーズの軌跡をたどるアンソロジー。初期のシングル「This Is Your Life」や「Christine Keeler」などを収録。ボーナス・トラック3曲収録。ポスト・パンクファン必携のアルバム」。メンバーは初期仕様で、Rob Chapman(ボーカル)、Dan Catsis(ギター、ボーカル)、Tom Nichols(ベース、ボーカル)、Geoff Alsopp(ドラム)、Tony Wrafter(テナーサックス)、M10のみCharles Llewelyn(ドラム)がAlsoppの代わりに入っている。紛れもない初期Glaxo Babiesである。本作は1979年にrader scopeというレーベルからリリースされ(これはライナーノーツの情報です)、その後傑作1stがリリースされたときに、再びheartbeat recordsからも同時リリースされたようです。その1stにしてラスト盤と比べると、ちょいちょい痙攣するような衝撃の片鱗を除かせるものの、まだまだ旧世代のパンクなるものを引きずっている感じ。Rob Chapanの存在、彼から旋律が生まれそれが曲の中心に据えられるということが大きな理由なのかもしれない。かっこいいカッティングギター、Alsoppのドラムも意外に丹精である。ベースも太くダブついた印象を与えなくもない。もちろん本作にしても比較対象が彼らの1stでなければ、かなりの素敵な盤である。盤としての統一感を考えなければ、意欲的な楽曲が並んでいるわけだから。M10なんかLlewelynのドラムがフリーすぎて初期Glaxo Babiesとはかなり印象を違えるもの、言い換えるならば1stに近いものである。これが世界初CD化だから、まだまだお宝はごろごろとLPのなかに紛れ込んでいるのだろう。