Gang Of Four : Entertainment!
ARTIST / Gang Of Four
TITLE / Entertainment!
LABEL / emi records
DATE / 1979
TITLE / Entertainment!
LABEL / emi records
DATE / 1979
1429。Lサイドのレビューはこちら。言わずとしれた「ポスト・パンク」の名盤。しかも本作はメジャーがそれをドロップしているということが重要なのでしょう。つまりGang Of Fourは間違いなくメインストリームに所属する大衆的な存在であった、という。そしてすぐに呼応するかのようにアメリカのwarner bros.から本作はリリースされる。Ggangg Of Fourは間違いなく当時において世界的なパンクバンドだったわけだ。そしてGgang Of Fourはそれゆえ、UKという枠組みよりもUSの枠組みぬいて多大な影響を与えるのである。面子はDave Allen(ベース)、Hugo Burnham(ドラム)、Andy Gill(ギター)、Jon King(ボーカル)。言うまでもなくAndy GillはUSのギター少年たち、バンド少年たちのアイドルだった。あまりにソリッドなギターは、もちろんその後にあらわれるUS勢のギターの音なのである(いうまでもなくRed Hot Chili Peppersの1stをプロデったのはAndy Gillだ。The Jesus LizardのラストEPに花を添えたのもAndy Gillだ)。そう、たとえばLサイドのレビューにあるようおにGang Of Fourが主題化されるのはキャピタリズム云々に関わることである。しかしそれを取り出すことよりも大衆はこの盤の娯楽性に酔いしれるのである。そこにはプリミティブなダンスへの意志があるのはいうまでもない。リズム隊が刻むぷりぷりした根底は、あまりに正確無比にわれわれを揺さぶる。これをまったきに受け止めて消化したUKのバンドはいたのだろうか。僕はUKパンクにそれほど明るくないがために、疑問が残るところである。この方向性がしっかりと根付いてしまっていたならば、OasisもBlurも生まれなかったかもしれない。多様性というものを考えれば、それはそれでよかった。しかしこの4人のギャングは確実にアメリカを支配下に入れたのである。そしてこのブログではおなじみの1人の男が間違いなく、Gang Of Fourの音にガタついて勃起していたはずだ。その男とはいうまでもなくSteve Albiniである。先生!これだったんですね!という感がある。まあすでに1度Lさん家で聴かせもらったはずですが。確実なる名盤ですなー。全然聴けますなー。もっと早く聴かんといかんかった・・・。本作は1995年にアビーロードスタジオにてAndy GillとJohn Kingによってリマスターされております。ボートラが3曲ついています。この盤聴いてない人は僕のように頬を赤くする前に買いに急げ!