Black Flag : Damaged
ARTIST / Black Flag
TITLE / Damaged
LABEL / sst records
DATE / 1981/1995
TITLE / Damaged
LABEL / sst records
DATE / 1981/1995
1428。sstを愛するならば、避けては通れぬ茨道。アメリカにおける初のハード・コアバンドにして、結成時から勝利を許された黒旗バンドである。本作はそんなBlag Flagによる1stフルレングス。面子はCharles Dukowski(ベース)、第3のドラマーRoberto ValverdeことRobo(ドラム)、Greg Ginn(ギター)、Dez Cadena(ギター、ボーカル)、そしてHenry Rollins(ボーカル)。Henry Rollinsは本作がリリースされる少し前に加入したばかり。無類の猫好きGreg Gginは猫のためのチャリティーイベントで2003年にBlack Flag一夜限りの再結成を演出する。USハードコアの始祖はやさしい人たちばかりなのです。プロデはBlack Flagの初代ベーシストにしてsstの代表プロデューサーGlen LockettことSpot。さて、ここでハードコアとは何かという問いは置いておきましょう。パンク以後、アメリカでいうならばIggy Pop & the StoogesやMC5からRamonesあたりをさらにポリティカルに乗り越えるとでもいうのでしょうか。速さを求める、あるいは硬さを求める(僕は後者が好きだ)。旋律性を強調しない(しかしメロディカルなものもある)。結局ファッキンなやつらがドラッグをキメるだけでなく、坊主にして管をひくつかせるとでも言おうか。Black Flagの面子は坊主じゃなかった気もするが。ともかくそんなにスマートなものではない。ただいえるのは、ここにUS音響系のルーツがあるということである。信じられますかね。注意深く聴くと、ギターもドラムも乾いたいい音出してるんですね。本作は特に日本での評価は高いようでこぞって名盤とされています。影響度と歴史性、そして僕みたいな素人でも十分聴けるということを考えると名盤なんでしょうね。意外とコンプレックスな演奏してますよね。カコイイ!