Oneida : Steel Rod EP
ARTIST / Oneida
TITLE / Steel Rod EP
LABEL / jagjaguwar
DATE / 2000
TITLE / Steel Rod EP
LABEL / jagjaguwar
DATE / 2000
しつこいくらいOneida(参考:123)。EPですが一応この盤で4枚目になります。同じ作家を何枚も取り上げることが珍しいことなので、僕がなんとなくOneidaに魅かれていること、そして市場に出回りやすく入手しやすい、などなどの要因がありそうです。これまで挙げた盤よりも前にさかのぼり2000年です。デビューがいつなのか分かりませんが、この盤から時期的にそれほど離れてはいないでしょう。初めにかった盤"Each One Teach One"の印象が強すぎるために、この盤など構成からOneidaを感得することができませんでした。あの狂ったように短いフレーズを反復し続けるという強力なプレイによって印象付けられた僕が、この盤のM3のようにスローでボーカルも聞き取りやすく、しっかりしたコーラスまで入っている曲を聴くと、もっとほら、急いで急いで、といいたくなります。続くM4では結構はっちゃけますけれども、まだそれ以前の構成に縛られている雰囲気がある。ちゃんとしている、というべきか、下手にちゃんとしているというべきか。そしてM5の18分にも及ぶこの盤で唯一の大曲M5も期待を持たせましたが明確な方向付けとちょっとした安定感によって18分も聴く前に飽きてしまいそうです。期待しているものとの齟齬が強く出ているともいえるかもしれませんから、こちらの盤のほうを好むしともいると思いますが、裏を返せば、いろいろと探求していくOneidaの意志というものが僕をひきつけているともいえそうです。8割の確率でよいカードを引けないjagjagjuwarですが、個人的にOneidaは代表選手となってしまいそうです。マスターはAlan Douches。