Howe Gelb : The Listener
ARTIST / Howe Home
TITLE / The Listener
LABEL / thrill jockey records
DATE / 2003
TITLE / The Listener
LABEL / thrill jockey records
DATE / 2003
1515。ジャケ表にはHoweとのみ書いてありますが、側面にはHowe Homeとあります。レーベルのサイトではHowe Gelbとなっていました。わかりにくいなボケ。Howeで分かるべきですけれども、こちとらレーベル買いの醍醐味である全然知らん作家へのコミットを期待しとるわけなのだが、Howe Gelbかえーとなってげんなりしてしまいます。その落胆は盤内容如何ではなく、期待の水平が捻じ曲げられたことに由来するのですが。とはいえ、これまで何度もHowe Gelbがらみの盤(参考:12)を紹介してきたといっても、ソロ名義では初めてだったみたいなのでいいですけども。本作には多数のゲストが参加していますが、特徴としましては半数以上がデンマークの人たちです。どうもかの地のUnder Byenというユニットのメンバと交流があるようです。やってることにそれほど世界音楽的な広がりがあるわけではないと思いますが。あとは当然ながらといえるのかわかりませんが、Giant Sand時代の盟友であるCalexicoの Joe BurnsとJohn Convertinoも参加しています。内容はいいです。というかバックの演奏の音がやたらクリア。すごい録音がなされているのではないかと予想。音場の配置も見事です。アコースティックな音が肌理細やかに響いてくる。ピアノの音のつるつるした感じが気持いいです。ネットを見ていると「砂漠のルーリード」という通り名をときどき見かけます。誰が言い出したのか知りませんけど、たしかに声は渋くて似てるかもしれません。いや、いいんじゃないでしょうか。