Papa M : Live From A Shark Cage
ARTIST / Papa M
TITLE / Live From A Shark Cage
LABEL / dorag city
DATE / 1999
TITLE / Live From A Shark Cage
LABEL / dorag city
DATE / 1999
1516。以前紹介した別名義の関連盤はこちら。本作は元SlintでおなじみのDavid PajoによるPapa M名義での第一作目です。ほぼすべての楽器をこなす引きこもりチェンバーミュージックなわけですけれども、やっぱりいいですね。この盤もかなり前に聴いたことがあったのですがようやく回収した次第です。タイトルにはライブとありますが、スタジオ録音です。やってることPullmanに近く、ギターのアルペジオを穏やかに重ね流しております。そして微弱な電子で雰囲気作りをすると。よくならないでか!というね。決して凝ったことはしませんけれども、自らの音楽性にたいしてかなり真摯であることが伺えます。長尺の曲がM5とM8の2曲あります。9分ちょいあるM5はSteve Albiniによる録音みたいです。この曲はなんか意外にもSonic Youthっぽいつくりになっている。15分近くあるM8はStereolabのTim Ganeによる録音。ギターの音響へのこだわりを感じさせてくれる。やっぱり色が出ますね。おもしろいです。最近ではMを捨て去りPajo名義でちょろちょろ活動しいているみたいですが、追っているわけではないのでどんな感じのんをやっているのかわかりません。話題になったりもしていたはずですから、まだまだ熟していくのでしょう。素敵やんな作家ですね。懐かしさもありますが個人的に本作はかなりの名盤だと思います。長く楽しめるでしょうし。