Boxhead Ensemble : Quartets
ARTIST / Boxhead Ensemble
TITLE / Quartets
LABEL / atavistic
DATE / 2003
TITLE / Quartets
LABEL / atavistic
DATE / 2003
1244。シカゴ系の主要な音楽家たちすべてが絡んでいるといっても過言ではないBoxhead Ensembleです。ちなみにこの盤の参加者はMichael Krassner(参考:1)、Glenn Kotche(参考:1)、truckstopからソロ作をリリースしているScott Tuma、あとは裏方的活躍を見せるFred Lonberg-Holm(チェロ)、Jessica Billey(ヴァイオリン)、Michael Colligan(ホーン)、Ryan Hembrey(ベース)。こういうところをびしっと押さえているところがatavisticの素敵やんポイントである。Boxhead Ensembleの4thとして本作でなされているのはそれぞれのパートが緊張感を秘めながらアンビエント空間を形成することである。インプロだろうか。レーベルサイトでは「幽霊船」という見事な比喩によってこの集団を表現している。確かにおどろおどろしいサウンドスケープはうなされること必死である。「Godspeed You Black Emperor!に対するアメリカの唯一可能な回答」とも述べられている。てかGYBEってカナダ出身でしたね。アメリカとカナダってやっぱり結構異なる国家意識をもっているのですね。GYBEをそれほど聴いたことがないのだが、Boxhead Ensembleのほうがもう少しフリーに演奏している感じがする。ストリングたちが空中分散しながら意外と冷静に地に足ついた演奏をしているので、もう少し精神年齢高めだと思う。すべての盤がこんな感じなんでしょうかね。気になるところです。良盤。