Screaming Trees : Anthology - SST Years 1985~1989
ARTIST / Screaming Trees
TITLE / Anthology - SST Years 1985~1989
LABEL / sst records
DATE / 1991
TITLE / Anthology - SST Years 1985~1989
LABEL / sst records
DATE / 1991
1245。sub popやhomesteadともちょこちょこ絡みながらもsstを中心に80年代を駆け抜け、その後epicに移籍して90年をまで生き抜いたバンドScreaming Treesのsst時代のベスト的作品。2000年に解散したそうです。全21曲。プロデュースはPell Mell(参考:1)のSteve Fisk。ややサイケデリックを身に纏いながら、やっていることは基本的にギタードラムベースボーカルという基本セット。シアトルのグランジ・シーンに身を置き、同郷のSmashing Pumpkins、Pearl Jam、Soundgardenらが華々しくメジャーデビューを飾り成功していくなかで、Screaming Treesもepicからメインストリームに乗り込むが、あまりぱっとしなかったようです。90年代初頭のグランジといえば僕自身Nirvanaぐらいしか知らないけれども、その音像でグランジを語るとするならば、やはりScreaming Treesのやっていることはやさしすぎるのだろうなと思います。極めてナイーブに先立つ時代のロックを背負いながら適切に音を繰り出している。逸脱、という言葉を知らないかのように、優秀な曲を作っていったのではないか。それゆえ衝動がない。それが時代に合わなかったのかもしれません。僕はすごく好きですけれども。ボーカルだったMark Laneganは今でもソロ活動を続けているようです。