V.A : Meadow - Cottage Industries Four
ARTIST / V.A
TITLE / Meadow: Cottage Industries Four
LABEL / neo ouija
DATE /2005
TITLE / Meadow: Cottage Industries Four
LABEL / neo ouija
DATE /2005
1711。2005年に一度沈黙したneo ouija。しかし3年のブランクを経て、Lee Norrisからその友人であるMartin Hirschによってその運営権は委譲され、現在見事に復活を果たしている模様。そのときリリースされたのも、"Cotatage Indautrie"の名前が冠されていました。それくらい。neo ouijaの活動を定期的に提示してきた重要なショーケース盤です。コンパイルしているのは、当時のオーナーLee Norisですが、彼のトラックは本作に含まれておりません。参加しているのはThe Open Directory Project、Zegunder(参考)、Julien Neto、Pandatone、Sense(参考)、Semuin、Random Noise Production(先述したMartin Hirschのプロジェクト)、Seven Ark、Praveen(参考)、Reporter、Cepia、Atone、Maps & Diagrams、Ido Govrin、Xela(参考)という世間的にはほとんど知られていないと思われる作家たち。 それでも、ある程度発達した電子音楽の時代において、スタイルさえ選択すればその優劣はほとんど峻別できないという状態をしっかりと本作は表示している。興味深いのは、ビートレスな曲が多いこと。高音で浮遊するタイプの音を遊ばせるか、鍵盤や弦楽器ライクな音を生音チックに響かせるタイプの作風が散見される。かなり抽象化している。しかしそのどれもが、郷愁を誘い、甘く、人肌で、僕が大好きな部類のエレクトロニック・ムジークの条件を備えている。そこが素敵だ。何気ない朝と、何気ない昼と、何気ない夜、そのどの瞬間においても、鳴らしておきたいサウンドたちの集合。批判的に言えば、無個性。思い入れたっぷりに語れば、抽象化した青春のBGM。もうすぐ僕たちの春は終わる。