The Jesus Lizard : Down
ARTIST / The Jesus Lizard
TITLE / Down
LABEL / touch & go
DATE / 1994
TITLE / Down
LABEL / touch & go
DATE / 1994
1570。以前紹介した盤"Bang"。久しぶりのThe Jesus Lizard。てかなぜこのタイミングでレビューするかねーという感じですが、2009年5月David Yow、Duane Denison、David Wm. Sims、Mac McNeillyというまさにオリジナルラインナップで再結成ですね。いとしいですね。どうも昨年アナウンスされていたようですけど。しかしまあ、毎度のことながら日本のわれわれにまったく恩恵がない糞All Tomorrow's Partiesの話なんですが。もうね、逆に嫌になりますわ。この感じ。見に行け、という話なんでしょうけどね。さて4thとなる本作はThe Jesus Lizardが活動中にtoouch & goに残した最後の盤となっております。本作を最後に彼らはメジャーのcapitolへと移籍し、朽ちていくわけですね。Nirvanaまでは行かなくとも、彼らにも世界的に広がる権利はあったはずなのに(と個人的には思います)。本作のプロデも多分Albini先生でしょう。クレジットにはないですけど。マスタリングなどがアビーロードでおこなわれているところが怪しい。てか音がやっぱりそうですね。と知ったように良いながら違ってたらどうしよう。M3のドラムとベースあたりがしっくり着すぎているから。個人的に感じるのは、エッジなどはそのままにかなりそぎ落とされて洗練へと向かおうとしている全体性でしょうか。とはいえ、ボーカルもかなり抑圧されており、各パートがかなり均等に鳴らされているあたり、Alibini先生の手癖を感じるなかで、それでは旋律至上主義のマーケットに殴りこむには難しいわけで。残念なほどかっこいいんですけどね。バンドマンを目指す中高生はNirvanaもいいですけど、僕としてはThe Jesus Lizardから何かしらを嗅ぎ取って欲しいと思うわけです。ちょうど再結成に合わせて過去盤がリイシューされる(されてる?)という話もあります、Albini-WestonというSchellacな施しを受けて。再評価(というほど落ちぶれてるはずないですが)が始まる日はすぐそこです。まじかっこよすぎ。