Bardo Pond : On The Ellipse
ARTIST / Bardo Pond
TITLE / On The Ellipse
LABEL / atp recordings
DATE / 2003
TITLE / On The Ellipse
LABEL / atp recordings
DATE / 2003
1530。myspace。今でも面白いパーティを繰り広げているAll Tommorow's Party音楽祭ですけれども、かつてはちゃんとリリースされていたコンピ(参考:1)もまったく出さなくなってしまい、日本ではただウェブ上でどんな人たちが参加しているのかとかどんな企画なのかとかを見て嘆息するだけになってしまいました。ふざけるなといいたいです。atp recordingsとしてはJackie O MotherfuckerやDeerhoofなどの諸作をリリースしていますがぱっとしていません。やっぱりコンピを出さないと、そこは。採算が取れないのかなんなのかしりませんけど。ぱっとしないというのは影響力を持てるかどうか、という問題でして、出してる盤はさすがにレベルが高いのですよ、そりゃ。Bardo Pondoも90年代中葉から活動するバンドで初めのころはmatadorなんかを中心に活動しており、今でもしっかりリリースを続けています。今年2008年のマイブラまで動員した超ど級のATPにおいても、並み居るビッグネームのなかで初日一発目のアクトをつとめたぐらいですし、それほど広く人気があるわけではないですけれども評価も高いです。拡散型ギターの厚み、か細い女性ボーカル、かなりゆったりした演奏でスロウ何やらといわれる感じ。全体としてそれほど好きなタイプではないけれども、本作はかなり聴かせます。それこそサイケっぽマイブラがやりたいのかしらん。大御所でっせーと言われても全然遜色ないでしょう。貫禄もあります。それだけに、レーベルとしてもっと価値を高めた上でリリースして欲しいものです。まあ本作が出たころはまだコンピもリリースされてた気もするけど。かなりいい盤ですから買ってください。そしてatpに日本でやってくれといいましょう。キュレーターは細野晴臣さんあたりでいいんじゃないすか。それから毎年コンピも出せといいましょう。