Collections Of Colonies Of Bees : Customer
ARTIST / Collections Of Colonies Of Bees
TITLE / Customer
LABEL / polyvinyl record
DATE / 2004
TITLE / Customer
LABEL / polyvinyl record
DATE / 2004
1396。myspace。以前紹介した盤"fa.ce (a"。夏真っ盛りで切れそうになるときは、せめて耳だけでも清涼感に浸したいところです。そんな時COCOBはうってつけでしょう。メンバも増え、現在はJon Mueller(ドラム、パーカッション)、Chris Rosena(ギター) Dan Spack:(バリトンギター) 、Jim Schoenecker(アナログスンセ、エレクトロニクス)、Thomas Wincek(電子ピアノ、エレクトロニクス)という布陣になっているようです。2008年には"Birds"という新譜をtable of the elementsからリリースしましたね。いい感じです。 本作ではPele仲間のJon Minorも絡みながら、Pele活動休止後に放たれたCOCOBの4thです。some of usから日本盤もリリースされており、ジャケ違い収録曲違いになっているそうで、なかなか期待も高かったようです。Peleというなかなか早すぎたインストバンドを展開しながら実験音楽への耽溺を見せるJon Muellerには僕も大変重要視しているのですが、本作はあくまでもCOCOBでありながら、時折侵入するメロウなギターフレーズは若干のポップスへの意志が感じられることでしょう。M3とかM6とか。アコースティックと電子の相性のよさは再三例証されているのですが、その可能性をさらに掘り進めようとするのがCOCOBといってよい。若干ドラム音が退いているように見受けられ、それがやや気にかかりますが、おおむね全体性は以前紹介した盤から変化はないと思います。こういう盤がもう少し増えてくれると、実験音楽への敷居も下がるのですけれど。いい盤ですね。