Early Day Miners : Offshore
ARTIST / Early Day Miners
TITLE / Offshore
LABEL / secretly canadian
DATE / 2006
TITLE / Offshore
LABEL / secretly canadian
DATE / 2006
1227。以前紹介した盤"Let Us Garlands Bring"。昨今の流れから決して離れているわけではなく、むしろ歓迎される部類なのだろうが、個人的にあまり好みではないインストバンドEarly Day Miners。のはずなのだが、この盤は長尺のM1から結構聴かせる。止揚されたギターと中島みゆきの'地上の星'を想起させる儀式的ドラミングの反復が非常にたくみに構成されているように感じる。ギターの音色も変化させながら、陶酔を煽りまくる。これはなかなか良い酔いではないか。おそらくやっていることは変わらないと思うのだが。と思ったらプロデュースがJohn McEntireでやんの。ミックスもやっているようです。うむ、ここまで変わるものかね。見事なバランス感覚といわざるを得ない。こんなこと言いながらじつはEarly Day MinersはすべてMcEntireが手がけてるとかいうことが露見したらどうしたらいいのだろうか。てかでもこの盤は本当によい仕上がりを見せています。全6曲ですが、細部のこだわりが凝縮していて聴いてて飽きません。aethetics系であるWindsor For The Derby(参考:12)のDan Matzやjagjaguwar系であるBlack Mountain(参考:1)のAmber Webber、skin graft系であるDazzling KillmenのDarin Grayといった人々も参加して、マーケット的にも個人的にも評価されてしかるべき盤となっていると思います。良盤。