Pierre Bastien : Mecanoid
ARTIST / Pierre Bastien
TITLE / Mecanoid
LABEL / rephlex
DATE / 2001
TITLE / Mecanoid
LABEL / rephlex
DATE / 2001
1188。MarsのMark Cunningham(参考:1)らとユニットを組んでいたりした古参。80年代からイタリアの実験レーベルADNを中心に活動をしてきました。その辺の過程を考えると、rephelxからリリースするのは以外と感じるかもしれないが、主催者の趣味が反映されていると考えれば別に不思議ではないだろう。出身はフランスのようです。チープな部分的にアナログ・サウンドは自作kの自動演奏人形によって奏でられているそうで、このオートマトンによる演奏というのが肝になっているわけだ。音はかなりむき出しの素材感が出ており、非常に正確に演奏されているように感じる。機械的だが牧歌的というある種逆説的な事態が成り立つのは、文脈効果というものがたぶんに働いている。rephlexという文脈に置かれることでBastienのオリジナリティがかなり高まるという寸法だ。しかし自動演奏機械を用いるということは決して新しいことではなく、すでに19世紀あたりではフルートを演奏するオートマトンが存在し、見世物として大成功していたという事実もある。そこでは人の形を視覚的に与えられているということが重要な側面なのだが、Bastienの演奏装置はどうだったのだろうか。あえて付与された人の形を持っていたのだろうか。ロボットというだけに。