Royal Trux : Accelerator
ARTIST / Royal Trux
TITLE / Accelerator
LABEL / drag city/domino
DATE / 1998
TITLE / Accelerator
LABEL / drag city/domino
DATE / 1998
8th、2ndに比べるかなり地に足をつけて、穏やかささえ感じてしまいます、もちろんRoyal Ttrux内での比較となりますけれども、メロディが十分聞き取れる、1998年にリリースされた作品のなかでワイヤー誌がベスト50に選んだ作品らしい、Neil Hagertyを中心に、drag cityの運営者の一人Rian Murphy やOldham兄弟のうちの一人Paul Oldhamを招いて製作されたものである、virginからのメジャー・デビューと思われる5th、6thをはさんだ後に古巣drag cityに帰ってくるあたりがなんとなく物悲しさがあって、もしかしたらこの盤の聴きやすさというものはそのようなポピュラリティという苦難を経過したのちのある種の成長なのかもしれない、それにしても変にフェードアウトする曲が数曲あって、もしかしてとりあえず既存の音源を詰め込んだ未完成盤なのかと一瞬思わせる、もちろん前面に出てくるギターがかっこいいM5などは後半はサイケに変貌していくなど聴きごたえがあるかもしれない、というかこの曲を聴いているとなぜかRoy Woodを思い出したよ、しかし全体を通してこの指摘はそれほど遠からずではないか、まあWoodはきれいな曲もかけたわけだが、革新よりも保守の匂いが漂うデビューして10年目の記念すべき作品であってよい作品ではるが、他に聴くべき盤があると思うよ