Royal Trux : Twin Infinitives
ARTIST / Royal Trux
TITLE / Twin Infinitives
LABEL / drag city
DATE / 1990/1994
TITLE / Twin Infinitives
LABEL / drag city
DATE / 1990/1994
Neil Hagertyを中心とするRoyal Truxです、最初は単なるローファイバンドかと思っていましたが、この盤はそんなぬくぬくしたものではありませんでした、Royal Truxは80年代中葉から活動をし始め、drag cityの記念すべき1作目は彼らの盤でした、ちなみにこの盤はカタログナンバが3番目です、Silver Jews(参考1)でもプロデューサなどでちょくちょく参加していたMike Fellows(参考1)まで噛んでいます、現在の老舗的drag cityの根底を支えたバンドであることは間違いないわけですが、この作品が非常な熱量を持っている、テンションが半端じゃない、それは勢いというわけではなく、どちらかというと無限のサイケデリアを維持しようとする、フリージャズなどにおけるテンションと同様のもの、メロディがってないようなそれ自体不安定の大気を体現しつつ、やはりぎりぎりのところで踏みとどまるという地中系です、cdではなぜかM3を除いて各曲に数曲ずつ割り振られて収録されており、1トラックが15分以上ということになっていて大層困ったちゃんです、M3はそれだけで15分くらいあります、M3が一番まとまっていますね、あくまでcd上でのM3ですが、コンピである'Hey Drag City'なんかを聞くとRoyal Truxはこんなカオティックなことは一切やっていないので、どちらが彼らの本領なのかはよくわかりませんが、この盤において僕は非常に強い好感を抱きました、名盤と呼ばれても文句は言わない