::: 2006 BEST 10:::
ARTIST / B12
TITLE / Electro-Soma
LABEL / warp
DATE / 1993
TITLE / Electro-Soma
LABEL / warp
DATE / 1993
ARTIST / Brainiac
TITLE / Hissing Prigs In Static Couture
LABEL / touch & go
DATE / 1996
TITLE / Hissing Prigs In Static Couture
LABEL / touch & go
DATE / 1996
ARTIST / Dianogah
TITLE / Millions Of Brazilians
LABEL / southern records
DATE / 2001
TITLE / Millions Of Brazilians
LABEL / southern records
DATE / 2001
ARTIST / Fire Party
TITLE / S/T
LABEL / dischord
DATE / 1996
TITLE / S/T
LABEL / dischord
DATE / 1996
ARTIST / Havergal
TITLE / Elettricita
LABEL / secretly canadian
DATE / 2004
TITLE / Elettricita
LABEL / secretly canadian
DATE / 2004
ARTIST / Justin Timberlake
TITLE / Justified
LABEL / jive
DATE / 2002
TITLE / Justified
LABEL / jive
DATE / 2002
ARTIST / Nuno Canavarro
TITLE / Plux Quba
LABEL / moikai(drag city)
DATE / 1988/1998
TITLE / Plux Quba
LABEL / moikai(drag city)
DATE / 1988/1998
ARTIST / Quasi
TITLE / Hot Shit!
LABEL / touch & go
DATE / 2003
TITLE / Hot Shit!
LABEL / touch & go
DATE / 2003
ARTIST / Things That Fall Down
TITLE / Disbelief
LABEL / sonic noise
DATE / 1992
TITLE / Disbelief
LABEL / sonic noise
DATE / 1992
ARTIST / V.A
TITLE / So Young But So Cold : Underground French Music 1977 - 1983
LABEL / tigersushi
DATE / 2004
TITLE / So Young But So Cold : Underground French Music 1977 - 1983
LABEL / tigersushi
DATE / 2004
いつものようにアルファベット順
それでは2006年のベスト10枚を選びたいと思います、毎年無茶な企画をやっていると思いますが、とりあえず自分のなかでも差異化を図っておくことは重要であるとも思いますし、個人的には非常に重要な選択だと思っている、去年の総レビュー数は370枚くらいでだいたい一日一枚というペースでレビューをしている計算になる、といっても実は中抜けが結構あったので後半に帳尻あわせに苦しみました、今回も去年と同様に上半期ベストから5枚残して、下半期から5枚選びました、まあ見てもらえればわかると思いますが、上半期ベストにあげられていて1年を通したベストに選出されていない盤たちはいまさらそれを宣伝してもという部分がある著名なものばかりです、とりあえず残った5枚の詳細は上半期のベストを見てもらうことにして、今回新たに選出された盤を簡単に
DianogahはLサイドで紹介されていた盤が非常に名盤であってそれ以後の盤というのがどういう按配かわかりませんでしたがミレニアムを経過した後もそのダイナミクスは洗練されるかたちでよい方向に進んだと思うので選びました、「ポストロック」という言葉をささげてもよいと思います、Fire Partyは活動した時期が現在僕の注目する80年代末から90年代初頭ということに加え、その時期のニューヨークやシカゴだけでなくD.Cにも目を向けさせてくれたという点とさらにそのサウンドの透明感に感動しました、Justin Timberlakeにかんしていえば本当はどの盤よりも紹介する必要がないといえばないのですが、このブログ全体のコンテクストを考えた場合に、ある種の貴重性を帯びているといえば帯びている気もするのであえて抜擢しました、実際に金と名声がつまった小粋なセンスのあふれる盤に仕上がっている、バラードなどは聴くに値しないが稀代のトラック・メーカーたちの味が昆布する楽曲は聴くに値します、もちろん手続きを踏まなければ因習的なまなざしが働いて、この盤のよさをそのまなざしが隠蔽してしまうこともあるので注意が必要かもしれない、Quasiは買った動機がEelliott Smithありきという不純な部分もあったが、聴けば聴くほど手を抜かない名曲の数々がたち現れてきた、下半期の歌ものはQuasiが十分その役割を果たしてくれました拍手、Things That Fall Downは下半期にレビューしたAlbiniの仕事において印象的だった、スカスカであるが端正すぎる音とニュー・ウェーブという個人的なブームとの親和性も見せていたので素敵だと思った、そして2005年にもあったコンピ枠ですが、オムニバスをこのブログでは非常に多く紹介しているので1枚くらいは意義のある面白そうなのを選ぶという意識があって、フランスのニューウェーブを紹介する'So Young...'にしました、ただ面白いだけでなく最近のリスニング状況とも重なって、個人的によく響いたというのがあります
全体を通してみるとかなりよい盤たちであるが僕も買って聴いてみるまでは前評判などでそのよさを知ることができなかったという点に関して、あまり世間的に名の広がっていないものが集まっているような気がする(もちろんJustin Timberlakeは除くが)、B12などのようにある部分では非常に知れ渡っている人たちもいる、しかし全体を同じ目線で捉え、これらを並べて提示するということには幾分かの価値が見出せると思う、別にインディーズ好きとかいう根暗なアンダーグラウンド志向によるアイデンティティの主張などくそ食らえですからそういうつもりはありませんが、あまり名前が流通していないというように感じられるものを推奨するという立場と個人的な好みが一致するならばこのような選択も大いに肯定されるべきだと思う
本当はあげるべきであるが泣く泣く選出しなかった盤としてMeat Puppetsの'Meat Puppets II'とJurassic 5の'Quality Control '、Funkadelicの'Maggot Brain'がある、これらはずいぶんと傑作であるけれども今回選んだ選んだ作品よりも推奨する必要性が欲情しなかったというだけに過ぎない、平均的にこの盤は所有されているのではないかという勝手な認識があるからかもしれない、Klimpereiの'Tout Seul Sur La Plage En Hiver'というのも大いに熟考したがちょっとした気分で選ばなかった、この盤も推奨する
1年というスパンで考えると06年は時期は異なるものもあるが多くのレーベルが閉鎖し、あるいはいつの間にか閉鎖したことを知った年であった、mego、merck、neo ouija、vertical form、u-coverという僕がこよなく愛してレーベル買いしていたところがどんどん消えていった、もちろん消えただけでなく、復活したレーベルもある、mille plateauxはいつの間にか再び活動を再開した、megoも何とか立場を変えて戻ってきたし、u-coverもそうだった、けれどもこのような苦難は現在の電子系のジャンルにおける飽和状態を考えると今後も続く予感がある、もしファンであるならばその動向は注視すべきだと思う
そのかわりに新しい注目するレーベルとしてあがってきたのはroom40、grob、skin graft、atavisticといったところか、全体的に一般受けしにくい感もありあまりお勧めはしないが、それぞれ色を持って非常にクオリティの高い新作を発表し、あるいは価値のあるリイシューを行っていると個人的に感じている
このブログでレビューした盤に関して1年の大きなニュースとしてあげるべきであるのはやはりThis Heatの各作品のリイシューとTortoiseのレア音源を集めたボックス'A Lazarus Taxon'だったと思う、前者はいうまでもないが、後者も内容自体はそれほどぱっとしないとはいえ貴重なリリースだった
06年が前哨戦として07年には個人的に本格的に手を出す予定であるものとしてニューウェーブとよばれる70年代後半から80年代にかけての動きがある、06年ではさきほどのThis Heatはいわずもがな、The Pop Grouptや地域的にくくるのは難しいがPeru Ubuといったところにつばをつけるにとどまった、しかし内容は非常に充実しており、世間的なブームからは少し遅れてはいるもののニューウェーブに大いなる期待を寄せている、おそらく世間のブームもしばらくは維持するだろう
Lサイドの盤は今年地理上の理由も効果的に働いてあまり把握できてはいないが、そのなかでも僕の担当外で積極的に押さえにかからない部類のThe RH FactorやMatthew Herbert、そしてむしろRサイド寄りなにおいのするPoster Childrenあたりが非常によかったのではないだろうか
いつものように06年の盤が皆無に近く、06年ベストという名を関することに恥じらいを覚えるが、ある程度の普遍性を保障できるものとして提示できる10枚を06年に認識したという個人的な事情を第一に設定して選択されていますから、そこであまり切れないでください、06年で買っておくべきだった新譜をあげるとすれば、Donald Fagen、Sean Lennon、Squarepusherらの新譜でしょう、これらは多分07年には買ってレビューする気がするな
07年も06年とそれほど大きな方向転換の予定もなく、このレビューも続いていくとかいかないとか
何はともあれお気軽にお召し上がりください
それでは2006年のベスト10枚を選びたいと思います、毎年無茶な企画をやっていると思いますが、とりあえず自分のなかでも差異化を図っておくことは重要であるとも思いますし、個人的には非常に重要な選択だと思っている、去年の総レビュー数は370枚くらいでだいたい一日一枚というペースでレビューをしている計算になる、といっても実は中抜けが結構あったので後半に帳尻あわせに苦しみました、今回も去年と同様に上半期ベストから5枚残して、下半期から5枚選びました、まあ見てもらえればわかると思いますが、上半期ベストにあげられていて1年を通したベストに選出されていない盤たちはいまさらそれを宣伝してもという部分がある著名なものばかりです、とりあえず残った5枚の詳細は上半期のベストを見てもらうことにして、今回新たに選出された盤を簡単に
DianogahはLサイドで紹介されていた盤が非常に名盤であってそれ以後の盤というのがどういう按配かわかりませんでしたがミレニアムを経過した後もそのダイナミクスは洗練されるかたちでよい方向に進んだと思うので選びました、「ポストロック」という言葉をささげてもよいと思います、Fire Partyは活動した時期が現在僕の注目する80年代末から90年代初頭ということに加え、その時期のニューヨークやシカゴだけでなくD.Cにも目を向けさせてくれたという点とさらにそのサウンドの透明感に感動しました、Justin Timberlakeにかんしていえば本当はどの盤よりも紹介する必要がないといえばないのですが、このブログ全体のコンテクストを考えた場合に、ある種の貴重性を帯びているといえば帯びている気もするのであえて抜擢しました、実際に金と名声がつまった小粋なセンスのあふれる盤に仕上がっている、バラードなどは聴くに値しないが稀代のトラック・メーカーたちの味が昆布する楽曲は聴くに値します、もちろん手続きを踏まなければ因習的なまなざしが働いて、この盤のよさをそのまなざしが隠蔽してしまうこともあるので注意が必要かもしれない、Quasiは買った動機がEelliott Smithありきという不純な部分もあったが、聴けば聴くほど手を抜かない名曲の数々がたち現れてきた、下半期の歌ものはQuasiが十分その役割を果たしてくれました拍手、Things That Fall Downは下半期にレビューしたAlbiniの仕事において印象的だった、スカスカであるが端正すぎる音とニュー・ウェーブという個人的なブームとの親和性も見せていたので素敵だと思った、そして2005年にもあったコンピ枠ですが、オムニバスをこのブログでは非常に多く紹介しているので1枚くらいは意義のある面白そうなのを選ぶという意識があって、フランスのニューウェーブを紹介する'So Young...'にしました、ただ面白いだけでなく最近のリスニング状況とも重なって、個人的によく響いたというのがあります
全体を通してみるとかなりよい盤たちであるが僕も買って聴いてみるまでは前評判などでそのよさを知ることができなかったという点に関して、あまり世間的に名の広がっていないものが集まっているような気がする(もちろんJustin Timberlakeは除くが)、B12などのようにある部分では非常に知れ渡っている人たちもいる、しかし全体を同じ目線で捉え、これらを並べて提示するということには幾分かの価値が見出せると思う、別にインディーズ好きとかいう根暗なアンダーグラウンド志向によるアイデンティティの主張などくそ食らえですからそういうつもりはありませんが、あまり名前が流通していないというように感じられるものを推奨するという立場と個人的な好みが一致するならばこのような選択も大いに肯定されるべきだと思う
本当はあげるべきであるが泣く泣く選出しなかった盤としてMeat Puppetsの'Meat Puppets II'とJurassic 5の'Quality Control '、Funkadelicの'Maggot Brain'がある、これらはずいぶんと傑作であるけれども今回選んだ選んだ作品よりも推奨する必要性が欲情しなかったというだけに過ぎない、平均的にこの盤は所有されているのではないかという勝手な認識があるからかもしれない、Klimpereiの'Tout Seul Sur La Plage En Hiver'というのも大いに熟考したがちょっとした気分で選ばなかった、この盤も推奨する
1年というスパンで考えると06年は時期は異なるものもあるが多くのレーベルが閉鎖し、あるいはいつの間にか閉鎖したことを知った年であった、mego、merck、neo ouija、vertical form、u-coverという僕がこよなく愛してレーベル買いしていたところがどんどん消えていった、もちろん消えただけでなく、復活したレーベルもある、mille plateauxはいつの間にか再び活動を再開した、megoも何とか立場を変えて戻ってきたし、u-coverもそうだった、けれどもこのような苦難は現在の電子系のジャンルにおける飽和状態を考えると今後も続く予感がある、もしファンであるならばその動向は注視すべきだと思う
そのかわりに新しい注目するレーベルとしてあがってきたのはroom40、grob、skin graft、atavisticといったところか、全体的に一般受けしにくい感もありあまりお勧めはしないが、それぞれ色を持って非常にクオリティの高い新作を発表し、あるいは価値のあるリイシューを行っていると個人的に感じている
このブログでレビューした盤に関して1年の大きなニュースとしてあげるべきであるのはやはりThis Heatの各作品のリイシューとTortoiseのレア音源を集めたボックス'A Lazarus Taxon'だったと思う、前者はいうまでもないが、後者も内容自体はそれほどぱっとしないとはいえ貴重なリリースだった
06年が前哨戦として07年には個人的に本格的に手を出す予定であるものとしてニューウェーブとよばれる70年代後半から80年代にかけての動きがある、06年ではさきほどのThis Heatはいわずもがな、The Pop Grouptや地域的にくくるのは難しいがPeru Ubuといったところにつばをつけるにとどまった、しかし内容は非常に充実しており、世間的なブームからは少し遅れてはいるもののニューウェーブに大いなる期待を寄せている、おそらく世間のブームもしばらくは維持するだろう
Lサイドの盤は今年地理上の理由も効果的に働いてあまり把握できてはいないが、そのなかでも僕の担当外で積極的に押さえにかからない部類のThe RH FactorやMatthew Herbert、そしてむしろRサイド寄りなにおいのするPoster Childrenあたりが非常によかったのではないだろうか
いつものように06年の盤が皆無に近く、06年ベストという名を関することに恥じらいを覚えるが、ある程度の普遍性を保障できるものとして提示できる10枚を06年に認識したという個人的な事情を第一に設定して選択されていますから、そこであまり切れないでください、06年で買っておくべきだった新譜をあげるとすれば、Donald Fagen、Sean Lennon、Squarepusherらの新譜でしょう、これらは多分07年には買ってレビューする気がするな
07年も06年とそれほど大きな方向転換の予定もなく、このレビューも続いていくとかいかないとか
何はともあれお気軽にお召し上がりください