Wilco : Being There
ARTIST / Wilco
TITLE / Being There
LABEL / reprise records
DATE / 1996
TITLE / Being There
LABEL / reprise records
DATE / 1996
1747。以前紹介した盤"Sky Blue Sky"。2nd。初めて買ったWilcoの盤。今でも、定期的に新作を届けくれるので、追いかける気力を逆に削ぐというか、そして常によいものを提示するので、ほっといても良いだろうという謎の安心感がある偉大なるバンド。もしかしたら、今やコアなファンを獲得するにまでいたり、大物感さえ漂わせているから怖い。本作を買ったのは、おそらく1999年かそこら。というのも、ちょうど"Summerteeth"が名盤と地元CD屋で騒がれており、金がなかった僕は、2枚組みで満足できるだろうという安直な理由で本作を手に入れたのであった。正直全体を通して、当時の僕にはぱっとしなかった。というのも、「ロック」を求めていた僕にとって、「カントリー」風味というのがどうしてもなじまなかったから。しかしディスク1、2ともにM1をひたすら聴いたのは確実で、その旋律は今でもしっかりと刻まれている。ライブでやられたらテンションがあがるだろう。当時の面子はJeff Tweedy(ボーカル等)、John Stirratt(ベース等)、Jay Bennett(鍵盤等)、Ken Coomer(ドラム等)、Max Johnston(バンジョー等)、Bob Egan(ギター等)って感じか。全員がマルチ楽器奏者ということで、とっかえひっかえ音色を混ぜ込ませていく。オルタナ・カントリーなるものの形が、現前されていく(とされる)。なるほど。もはやグラミーだってぺろっといっちゃうバンドが見せた魂の1作であるとともに、僕の大事な思い出の1作。