DJ Skurge : Radio UR... Vol.01
ARTIST / DJ Skurge
TITLE / Radio UR... Vol.01
LABEL / underground resistance
DATE / 2007
TITLE / Radio UR... Vol.01
LABEL / underground resistance
DATE / 2007
2410。日本盤の帯いわく「DJ SKURGE、URナンバー"64"。ここに記されたプレイは、新たなる”UR ASSAULT DJ”として活動を開始する序章たるもの。Jeff Mills、Burburban Knight、DJ Roland、DJ Dex、DJ S2、DJ3000...猛者の系譜を継ぐ、新たな才能をここに紹介します」。本作が本国でオリジナルでプリントされているのか、日本独自規格なのかはよくわからない。そうであるならば、本作は神戸でしこしことテクノな音楽を紹介ししているunderground gallery productionsの仕事ということになる。このころ同レーベルはURの" Interstellar Fugitives "をリイシューし、その続編の日本盤も手掛けていた。当時は、Drexciyaの蔵出しデッドストック発見やら、リイシューやら、なんとなくシーンがざわついていたってのもあったように思う。一瞬でも盛り上がるっていうのは新参ファンにはとても良い機会になる。DJ Skurgeは、ライナーによると、Mad Mikeらよりも一回り下の世代にあたる。もともとPファンクやジミヘンに系統し、その後UR周辺へと合流していったという物語もある。そのなかでURの正規DJ部隊'UR ASSAULT DJ'となり、彼らにしか持てないレア音源を携えて、本作をリリースしたという話。未発売曲で本作にぶち込まれている曲は、全9曲。ロストナンバーしている曲は、2曲だという。全30曲。十分なレア音源集だと思う。DJ Skurgeは自身の人種を'Drexciyan Hybrid'とカテゴライズする程度にしっかりと洗脳教育されている。コズミックな印象よりも、深海へと沈みゆくハードな側面を演出するところがとても僕好みで、そのファンクな音のカッティングのよさは、それまでの活動で培われた勘の良さを発揮しているように思う。かっこいいです。その後Vol.2が出たのかどうか、あるいはVol1.1なるものがその代替物なのか、その辺はシーンの現状をとらえて判断すればよいと思う。本作もほぼ10年前。もうだいぶ昔の1枚になってしまいましたね。URの楽曲を中心にその周辺をもらさらうことができる充実した内容なので買っても損はないでしょう。