Burnt Friedman & Jaki Liebezeit / Secret Rhythms 3

ARTIST / Burnt Friedman & Jaki Liebezeit
TITLE / Secret Rhythms 3
LABEL / nonplace
DATE / 2008

2211。以前紹介したシリーズ1作目。僕は大好きなんだけれど、世間的にもっとぐっとばっとびびっと浮上してこないような気がしてならないFriedmanと、名前を開かれると、多分知名度は50パーセント程度は落ちるのではないかと邪推する元CanのドラマーLiebezeitさんによるコラボ3作目。人気シリーズだと思う。というのも2013年にはなんと5作目が出ていたから。すごいね。衰えることのない探究心というか、どんだけ隠されたリズムがあるのかという。M1からかシンプルなパーカの音で、渋めに穏やかに導入される本作。まだ飽きずにやってるんだなぁとちょっとうきうきし始めるわけですね。へんな間で、それでもなおしっかりとリズムを刻み始めると、うきうきがどんんどん高まってきます。ワールドな感性へとして回収するのが通常なんでしょう。ダブい方法論との親和性は本当に折り紙つきです。生音と電子の親和性とも言えるかもしれない。音楽史上、Liebezeitさんはもちろんややカルト方面に寄せつつも、一定のポップスを鳴らし終わっているともいえるのですが、それでも貪欲に、決して表立ってではなく、挑戦し続け、そして矮小であっても僕みたいなくだらない人間のところへと挑発的な音楽を届けてくれている。自分のふがいなさと、音楽。音楽。派手さはないが(個人的には派手すぎてちんこが折れそうだが)、その卓抜すぎる渋みをこれからも、鳴らしていってほしいです。心から。