Luke Vibert : Rythm
ARTIST /Luke Vibert
TITLE / Rythm
LABEL / soundofspeed
DATE / 2008
TITLE / Rythm
LABEL / soundofspeed
DATE / 2008
[36-71]。いろんな名義で、ちょっとスタイルを変えながら良質なクラブ・ミュージックを生産し続けている僕たちのLuke Vibert。小難しいアプローチもせず、とにかく「踊って!」というメッセージをリズムに乗せて、届けてくれます。日本でもよくDJをしに来てくれるので、レア度は低いです。親日家なのでしょうか。本作はその表れとして日本のレーベルsoundofspeedからルーク・ヴァイヴァートと名前をカタカナ表記してジャケットに刻んでいます。邦題は『律動』。再生してみると、M1からロウテンションな、BPM低め。チルされそうになるラウンジ系のささやかさです。ビートの練り方はヒップホップ的なので、チルっってのとはちょっと違うかもしれないけど。良いタイトルがつけられているわけですから、期待は並々ならぬものとなっていますが、ちょっと拍子抜け。やる気ないのかなぁとちょっと不安になったりします。Lukeさんに期待しているもの、というとやっぱり躍動だったりするわけで。ブレイク・ビート使いとしてのヒップホップへの敬意ってのはわかるんですけど、もっとテンション高めで踊らして欲しいなぁと先入観たっぷりで考えてしまいます。原点回帰っていったらそれまでかもしれないが。たまには息抜きも必要だよね、って万年息抜きをしている自分がいうのもあれですが。んー、でもやっぱり手抜かりはなく、かっこいいつくりです。お洒落だわ。