The Montgolfier Brothers : Seventeen Stars

ARTIST / The Montgolfier Brothers
TITLE / Seventeen Stars
LABEL / poptones
DATE / 2000

[3-71]。過去盤レビュー。Alan McGeeがcreationをぶった切って始めたpoptones。彼が疲れて飽きる2007まで、統一感のあるジャケットで適度にＣＤ屋をにぎわせました。Curt Boettcher周辺の洗い直しをけなげに行ったレーベルとして、個人的には思いで深い。ただ、結局poptonesとはなんだったのか、と問われると、ハテナ、となってしまうのは、結局McGeeが新しいシーンを作り出すことができなかったからであろう。違うのかな。で、それを象徴するかのようなのが、本作。カタ番はmc5001で、poptonesの記念すべき1枚目、と思われる。オリジナルは1999年にvespertineなるレーベルからリリースされているが、間髪入れずに翌年リイシューされた経緯はよく分かりません。wikiによるとアメリカではquarterstickからリリースされたというが、本当だろうか。The Montogolfier BrothersはRoger QuigleyとMark Tranmerによるユニット。アコースティックな響きを強調し、ボーカルも暖色系で、メロディもそこそこ。雰囲気のみが香り立つ、対して良いとも思わない。Stereolabのような旋律を書きそうでいて、荘でもないという。というか、そこまで複雑なことをしようという気概もないようだ。プロモーションによって、圧倒的に売り出さなければ、リスナーには届かないタイプで、結局本作は、Alan MaGeeの寵愛を受けながらも、ムーブメントにゆれることなどなく、投売りされるというつらい現実を小売店に突きつけることになった。ちなみに僕は新品を500円で買ったようだ。2人はそれぞれ現在もソロで活動している模様です。