Circle X : Celestial
ARTIST / Circle X
TITLE / Celestial
LABEL / matador
DATE / 1994
TITLE / Celestial
LABEL / matador
DATE / 1994
2083。まじめに、愚直に、アメリカの80年代から90年代を調べる日々。Circle Xは1978年にルイヴィルで結成された。ノーウェーブ的な流れのなかで本作までとにかく走り続けた不遇のバンドである。影響を与えた、あるいは、先駆的な身振りはいろんなところで評価されている模様。彼らが残した2ndにして、最後の本作は、matadorからのリリース。 きしくもSonic Youthが現在籍を置くレーベルである。本作発表時のメンバーはBruce Witsiepe、 Martin Köb、Rik Letendre、Tony Pinottiという布陣。983年にリリースされた1st"Prehistory"は誉れ高く、なのかどうか走らないが、2006年にDavid Grubbsのレーベルblue chopsticksからリイシューされている。そんなバンドである。Bruce WitsiepeはHIVで1995年に他界。バンドは解散する。そのタイミングに多少あわせて1stがリイシューされたのだろう。1stの音像は確認していないけど、本作を聞くだけでそのおぼろげな姿は形を結ぶ。かなり瓦解して、時代から解放されている雰囲気。美しさはかけているが、そのダルダルで、とにかくひたむきなスタイルは心を撃つ。シャウト、ギターノイズ、。日本でもほとんどレビューがなくて、何をきっかけに僕は本作をamazonのウィッシュリストに放り込んだのかさえ忘れてしまったけど、買ってそんをしたという気持ちはない程度に聴ける1枚である。ジャケもなんだか印象的。衝動というには、よく構成されているし、フリーキーという割には、美しく音を立てている。ボーカルの入れ方が少々短bにによりすぎている印象もあるけれど。ただし、90年代に、しかもNrivana以降にリリースされる類の盤ではないのは否定しない。80年代前半で処理されていないといけない。そういう意味では1stに比重を置いて、Cicle Xは評価されるべきなのであろうと。僕はそう思う。誰か、詳しい人知らん?