Killdozer / Alice Donut : Michael Gerald's Party Machine Presents
ARTIST / Killdozer / Alice Donut
TITLE / Michael Gerald's Party Machine Presents
LABEL / touch & go
DATE / 1996
TITLE / Michael Gerald's Party Machine Presents
LABEL / touch & go
DATE / 1996
2016。参考1。フル盤と思ったら、スプリットシングルだったという悲劇。13分強しか収録されていないので注意。M1はAlice Donut、M2はKilldozer、そしてM3は2つのバンドの合体技Kill Donut。M2の録音とミックスはRobert Westonの仕事。あまりにハデフルなジャケで、手に取るのをまったくもってためらう1枚で、ファンでなければ誰も興味を示さないタイプの代物である。聴いてみて、90年代がよくも悪くも、過去の懐メロに鳴りつつある事実に愕然とする。今でもおそらく現役のAlice Donutの曲とか、普通の良い曲である。ちょっと奇天烈な演出をかますあたりが、厄介だけど。ちなみにAlice Donutはニューヨークからよろしくらしく、t&g系のバンドではありません。一方のごりごりt&g系のバンドであるKilldozer先輩、音はなんともジャンクなんだけど、構成がどうにもこうにも、朗らかで、悪ぶって音楽やってます、という印象を持ってしまう。かわいいというやつだ。M3は終盤での高揚感もあり、ライブで盛り上がるだろう秀逸な曲になっている。まさにエンディングである。今年も終わろうとしている。そんなアゲアゲでどうする。終末を感じようというわけではない。そんなものは、ちょっとした計算違いでもってすぐにずれが生じるし。そうではなくて、このなんというか、あれだ。もうどうでもいい。