Drexciya : Neptune's Lair
ARTIST / Drexciya
TITLE / Neptune's Lair
LABEL / tresor
DATE / 1999 / 2010
TITLE / Neptune's Lair
LABEL / tresor
DATE / 1999 / 2010
1725。以前紹介した盤"The Quest"。tresorが重い腰を上げてリイシューしたなかの1枚。Gerald DonaldとJames Stinsonの2人が残した深海デトロイトの身振り。その多くの盤が手に入りにくくなっている現状から、まるで喪失したオーパーツのようにあがめられ、その価値が上昇し続けるという、本来ならばあまり良い状況にあるとはいえないユニットであることは、良く知られている。本作も、多くのエレクトロニック音楽好きから、おおむね高評価を受け、名盤としての誉れを授かっている。というか、先に述べたように、彼らが持つ喪失感は、すべての盤をリスナーの思い入れとのあわせ技によって、名盤へ押し上げる助けをしているように思う。本作は、コンパイルされたフル盤としては3rdにあたり、キャリアも中盤で、沈みに沈んでいるときに発表された。盤のイントロであるM1ので少々不安になるも、M2からは一気にわれわれをかの地に連れ去ってくれる。引きずられる。暗く深いのに、繊細で、きれいな音を鳴らす。その気配りに脱帽しよう。激しくハンマービートをかましても、お洒落に響かせる手腕に、身を任せよう。重要なのは、どこまでもセンスなんだろう。喪失感の影響を認めつつ、買っとくべきクラシックな仕上がりに、われわれが本当に失ったものの大きさに気づく仕様になっている。