Urban Tribe : Acceptable Side Effects
ARTIST / Urban Tribe
TITLE / Acceptable Side Effects
LABEL / rephlex
DATE / 2007
TITLE / Acceptable Side Effects
LABEL / rephlex
DATE / 2007
1549。rephlexにおけるデトロイトからの風。RrichardがDrexciyaフリークだったことは良く知られていますが、本作を制作したUrban TribeことSherard IngramもDrexiyan DJ Stingrayというとおり名を持つほど、Drexiyaフリークみたいです。てかキャリアも実はかなり長く、実際にDrexiyaのDJだったのかもしれません。その辺は詳しく知らない。本作でもそのとおり名がフューチャーされており、rephelxで出されるべくして出された盤といえるでしょう。確かにテクスチャーや雰囲気はrephlexのそれであり、かといって英国変態紳士になっているのではなく、デトロイトの感性が介在している様子です。Urban Tribeによる1st"The Collapse Of Modern Culture"はmo waxから1998年にリリースされたみたいですが、toy's factoryが日本盤をリリースするほど世界的に注目されたみたいです。それもそのはずで、その盤の脇を固めていたのがデトロイトの代表する英雄たち、すなわちCarl Craig、ShakeことAnthony Shakir、MoodymannことKenny Dixon Jrだったのです。1stは(もちろん)いまや廃盤ですけれども、デトロイト文脈ではなかなか面白い盤だったのではないでしょうか。非常に寡作な人だったみたいで、まあもちろんep関係はそこそこリリースしていますけれどもフルレングスは2ndが2006年にrephlexからリリースされ、で本作が3rdにあたりますから、80年代後半からのキャリアがあるっぽいことを考えると、ようやく時代が追いついたという感じでしょうか。実際問題、単なるアナログシンセでうねうねやるだけではなく、奇妙な複雑さを持たせることで現在性を獲得しているように思います。全然知らなかっただけに、どうせぽっと出の新人だろうと思って聴いているとかなりよかったのでうぇー!って驚いたくらいです。素敵やん指数はかなりの数値をたたき出しています。