As One : Out Of The Darkness
ARTIST / As One
TITLE / Out Of The Darkness
LABEL / ubiquity Records
DATE / 2004
TITLE / Out Of The Darkness
LABEL / ubiquity Records
DATE / 2004
1538。以前紹介した盤"21st Century Soul"。ようやく僕も足を突っ込んだKirk DegiorgioことAs Oneさん。本作では誰彼をフューチャーした曲が結構多いです。さすがに周辺作家は全然わかりませんが、URのトップMike BanksとL'Homme Van Rennというユニットを組んでいたPaul RandolphがM7M10にいる辺りにAs Oneのデトロイト・フォロワーぶりが伺える。Ta'raach名義で知られるTerrell McMathisによるLackというラッパーもM3M6でフューチャーされていますが、デトロイト系で電子に絡む存在として重要らしい。「ソウル」というものを根幹におきながらブラックネスを広義に押し出してくるあたりが重要なんでしょう。"21st Century Soul"にはラップを扱った曲はなかったように記憶しているが。Darknessという響きがそのようなブラックネスと共鳴しているのかどうかはな謎です。ボーカル曲もパイオツカイデーというわけではないが、男女ともにセクシーなものが多い。やっぱりほろほろビターテイスト。M1なんか、リズムのずらし方が面白いです。しかも必死さを感じさせない。さらっとやってのける。これが大人のゆとり、あるいは大人のマナーですね。電子電子してるのはM11くらいでしょうか。ラストは"21st Century Soul"の大部分をかっさらったフェンダー・ローズでしっとりと甘く。As Oneとはショコラティエなのです。