Richard Chartier : A Hesitant Fold
ARTIST / Richard Chartier
TITLE / A Hesitant Fold
LABEL / meme
DATE / 1999
TITLE / A Hesitant Fold
LABEL / meme
DATE / 1999
1513。myspace。以前紹介したソロ盤"Two Location "コラボ盤"。 Spec. "今ではいわゆる「飾られる音楽」のなかでぬっくぬくに生きている印象のあるアーティスト、Richard Chartierさん。memeによるリリース作品のなかでも佐々木さんの選球眼がきらりと光った1枚だったといえるのではないでしょうか。今では12k傘下のlineを取り仕切る存在として微細な電子の愛好家たちにも基本としてたしなまれているがゆえに、memeってやっぱりなかなかどうして、と好感が持てたりするわけですね。多分2ndくらいだと思われます。ツバ付けときましたーということなのでしょう。まあ以前述べたように、meme全体でいえることですけど、かなり地味ですし、何気ない音楽受容モードになっていると、ノイズとして認識されたいらいらするかもしれません。嘘偽りなく、誰がこんなもんを愛好するんだ、という。答えは、僕たちのような人間なんですけど。どう多角的に捉えても、やっぱり飾られる音楽の人たちは、エリート主義に陥る傾向にあるのでしょうか。結局アートというものが、そういう制度で成立してるんですけれども。もちろん僕はエリートでも何でもなく、単なるうんこ人間ですが、その「アート」における限定的なゲームが好きであるというのはあります。「アート」は決して理解不能性のなかで機能しているのではなく、ある程度論理的なゲームであるので、実誰にでも開かれているはずなんですね。そのルールさえ分かれば。あとはそのゲームがおもしろいと思うかどうかです。結局非常に俗なものなんですね。むしろエリート主義を匂わせて「アート」にコミットするような輩はケツからうんこを逆流させてやればいいのですよ。わかってくれますよね、Richard chartierさん。