Rawfrücht : S/T
ARTIST / Rawfrücht
TITLE / S/T
LABEL / sub rosa
DATE / 1997
TITLE / S/T
LABEL / sub rosa
DATE / 1997
1505。以前紹介した盤"Rawfrücht.2"。sub rosaにあまりそぐわない香ばしさを放つユニットです。一応1stでしょう。Callaあたりと同様のマーケティング結果なのかもしれませんが、非常に売りに来ている感じもします。なんとも衝動的なギタープレイないしドラムの雪崩具合(しかもポップス性をかろうじて確保できる程度の)により、かっこうぃーすってなること請け合いなのだ。2人ギターと1人ドラムというなんともかっこいい編成でもってぎゅいーんとやられたり、ささくれだったリフかまされたり、ドラムが雪崩たりするとどうしても、あらいいですねーってなる侍が僕です。繊細な部分も見せてくれたりします。海外のレビューを見てると、Jimi HendrixやSwell Maps、Parliamentといったなかなかな名前を並べております。たしかに時にグルービーにはねるギタープレイを見せるので納得しないこともない。さらに其処にGastr Del SolやらTortoiseの名前までくっつけていこうとするから若干たちが悪い。まあ購買層は前者のグループよりも後者のグループなんだろうし、なんとなくやろうとしている思想的背景に近似性を見出さないこともないが。しかし年代的にはなかなか早いです。97年ですからね。世界は完全に上も下もアメリカに目が言ってしまいだすころですから。厳密にどこのユニットかわからないのですが、おそらくベルギーでしょう。いいバンドがいるのにもっとうまく売り出せよsub rosa、とちょっといらいらする。まさにもっと評価されるべき、という感じでしょう。