Soundgarden : Ultramega O.K.
ARTIST / Soundgarden
TITLE / Ultramega O.K.
LABEL / sst records
DATE / 1988
TITLE / Ultramega O.K.
LABEL / sst records
DATE / 1988
1504。Hiro Yamamoto(ベース)、Matt Cameron(ドラム)、Kim Thayil(ギター)、Chris Cornell(ボーカル)という布陣。Soundgardenといえば、もちろんsstの看板バンドのひとつだったわけですが、もうすこし世間的にも分かり易い重要性を付与するならば、sub popが送り出した第一弾バンドだったわけですね。ということはシアトルなわけで90年代にいたるグランジ汁をたっぷりと含んでいるわけです。他のグランジバンド同様にさっさとメジャーである & Mへと移行して世界的に広がるわけですが、シーンが出来上がったのが非常に小規模な場所であったということが重要なわけですね、インディー好きとしては。ハードロックな演奏、メタル系のやや高いボーカルなどなどがささくれだっただれっぷりを見せ始めるときにグランジになるわけですが、本作で十分その様子を感得できます。本作はsub popからの2枚のepリリースしたのちに、ようやくの1stということだったのですが、調子こいてることにいきなりグラミーにノミネートされまして、一気にメジャーへの道が開かれたようです。グランジというものが一気に前景化していったわけですね。で90年代に入ると。現在も現役である(あるいは名前が再生産し続ける)シアトル系バンドに比べると陰が薄いかも知れませんが、Matt CameronはPear Jamを支えてますし、Chris CornellはRage Against The MachineのBrad Wilk率いるAudioslaveのメンバだったりしますから、ある程度影響圏は確保していたと見るべきでしょう。世間的にそれほど画期的な盤としての評価が与えられているわけではありませんが、少し前のメガ盛りブームのさらに先を予見していった盤として重要なんではないか。少なくともsstを語る上では重要な盤である。