Bear Claw : Find The Sun
ARTIST / Bear Claw
TITLE / Find The Sun
LABEL / sickroom records
DATE / 2004
TITLE / Find The Sun
LABEL / sickroom records
DATE / 2004
1476。myspace。多分1st。面子はRob Raspolich(ベース)、Rich Fessler(ベース、ボーカル)、Scott Picco(ドラム、ボーカル)。色物ですよねー。2ベース、1ドラムですよ。既存のバンド概念では考えられないというやつです。つまりベースの片方が旋律をやっていくということですね。ギターっぽい音を出すのに成功しています。全然知らんバンドでしたが、M1のドラムの乾き方が以上でしたので、あ、先生がいっらっしゃるな、というのはすぐにわかりました。Albini先生ですね。sickroomにしてはそれほどはねたリズムは持っていないですけれども、先生が80年代から90年代にかけて手がけてきた偉大なるジャンクサウンドがあります。荒地やなー。「あのー、先生、どんな音がいいでしょうか」「ゲインや、ゲインあげとけ」。先生は音についてほとんど手を出さないそうですけど、やっぱり独特の傾向性がありますよね。そのマジックを施される(というかすでにそのマジックを使う)期待の新人なのかもしれません。本作ではJohn Goldenがマスタリングを手がけてますが2ndではBob Westonが招致されてますから。「Bobやん、いいバンドあんねん」という先生の甘えた声が聞こえてくるようです。しかし異常なまでの時代錯誤感です。僕はにわかなので現在まさにジャンク的なるものにひかれているわけですけれども、10年以上たったこのご時世にそれほどアップデートされていないものを提示して来るわけですから。ギターを放棄しているというのは、考慮されるべきでしょうけど。別に新しく感動できるわけではありません。もっと研ぎ澄まさないと。音が放たれる身体的身振りの終点において、ややブレが感じられる。しかし個人的な趣味としてはどのバンドよりも2nd聴きてーニヤニヤなわけです。多分今年のベスト10に入れるでしょうね。