Sly & The Family Stone : Dance To The Music
ARTIST / Sly & The Family Stone
TITLE / Dance To The Music
LABEL / epic
DATE / 1968/2007
TITLE / Dance To The Music
LABEL / epic
DATE / 1968/2007
1329。さてと2nd。表題曲でもあるM1'Dance To The Music'は誰もが聴いたことがあると思います。僕自身は初めてそのことを認識したわけですが。その流布具合はイントロなどのキャッチーさに由来するのですが、同時にようやくこのバンドが商業的な成功をつかんだということを意味しているようです。そうして1968年の第1週にこの曲はベスト10に入ったわけです。1stは必ずしも大きなヒットにつながらなかったようで、2ndである本作を聴くと、全作よりもうきうき感が増大し、陽気で明るい楽曲に満ちています。構成メンバも担当も前作と変化はなしで、ややもっさりとしながらも見事なパフォーマンスを見せていると思います。所々にちりばめられたフックは印象的で各楽曲をうまくマーキングしています。ガキっぽい発言で恐縮ですが、今でも聴かせるこの力は何なんでしょうね。これまで本ブログで僕がレビューしてきた盤ももちろんよいものばかりでしたが、60年代70年代の音楽を聴くと、いつもさまざまなものがすでに頂点を極めていたということをまざまざと示されます。だから、正直なところ今のものを聴くよりも、何であれこの頃のものを聴いたほうが絶対に気持ちがよいし素敵だと思うのであった。M4(知ってるかい?この場所におかれるのが重要な曲であることを)'Dance To The Medley'は3部からなる12分の曲で本作の白眉。見事である。本作のボーナストラックは6曲で初音源化となる4曲を含んでいます。ファンクの権化とそれを囲む六芒星の偉大なる身振りの証左である。