Dinosaur Jr. : Bug
ARTIST / Dinosaur Jr
TITLE / Bug
LABEL / sst records
DATE / 1988
TITLE / Bug
LABEL / sst records
DATE / 1988
1301。myspace。以前紹介した盤"Dinosaur"。本作は傑作といわれる2ndをはさんでリリースされた3rdに位置します。とはいえ、いろいろレビューを見ているとおの3rdのほうが名盤扱いされていたりもする。どっちやねん。2nd聴いてみんとわからんか。2ndからレーベルをsstに移籍しており、本作も同レーベルからリリース。いわゆる初期メンバーによる3作品の最後に位置する盤です。M1のイントロからこの盤が素敵盤であることはわかります。てかイギリス臭が半端じゃない。アメリカよりイギリスのほうが受けが良さそうだ。ギターはささくれだっているがなんともさくさくしていて上品。そしてこのポップなメロディ。てかRadiohead的立ち位置ともいえそうだ(こんなことをいうと誤解されそうだが)。もちろんM4のようなアメリカ的解決を持つ楽曲もある(イギリス的、アメリカ的という括りは単なる印象にすぎませんのであしからず)。1stと比べると疾走感がましており、よりアピールする年齢層が低くなっているような印象。しかし気持ちがよいのは疑いがない。てか1stの時も書いたけど、88年でこの盤はすごいね。やるう、としかいえない。20年たった今でも日本のバンドがこの頃のBinosaur Jr.をなぞっているだけという状況があるといえるな。いやむしろそれほど革新的なギターの刻み方だったのかもしれない。ラストM9で自壊するまで、見事に1枚の盤を演出しており、2nd聴く前からもうこの盤は個人的にも名盤でいいんじゃねーという気持ちにさせる。サボらずに、Sonic Youth、Nirvana周辺から素直にSinosaur Jr.に行っとけばよかったのだ、と高校時代を反省するオレ。