Caroline : Murmurs
ARTIST / Caroline
TITLE / Murmurs
LABEL / temporary residence
DATE / 2006
TITLE / Murmurs
LABEL / temporary residence
DATE / 2006
1303。myspace。海軍の家に育ったために、各地を転々としながら生活していたCarolineことCaroline Lufkin。沖縄で生まれたということから日本語はペラペラなのだろう。妹のOliviaはavexと契約して偉大なる小室哲哉とも仕事をしたという。それにも関わらずCarolineはインディーの世界に飛び込み、彼女の作品は今僕のライブラリーの一部を占めている。日本人ジャズピアニスト佐藤允彦がM9でエンジニアを務めているあたりもなかなか交友関係に興味深いものがある。また同曲ではEvery Little Thingや倖田來未のアレンジをつとめる十川知司が参加している。てかこのavexな感じとtennporary residenceをつなぐ作家がまさにCarolineなのである。かなり素敵だ。かなりフェミニンさを保存する細いボーカルであり、菅野よう子が好みそう。なぜ菅野さんが出てきたかといえば、サウンド自体も近似性をもつからである。ドラムンなどを使っているわけではないが、旋律の展開が似ているのだろう。日本人に受けそうだなぁ、と思ってしまうのは偏見なのだろうか。粒立ちはかなり高かいのだが、この日本人好みなコード感がにじみ出たサウンド。アイロニーでもなんでもなく、僕は浜崎あゆみが好きなので、どうせジェイポップを攻めるならば四つ打ドンドンな従来のavexサウンドでやって欲しいのだが。なんとも軟弱である。もはや染み付いた旋律を保存するくらいなら電子に逃げるんじゃないと言いたい。もちろんCaroline嬢はそんなこと感じていないのでしょうが。おそらくBjörkあたりが好きな今風の女の子なんだろうなぁ。てかtemporary residenceは完全に日本を主要な市場として攻めてるのがばればれでちょっといやらしいです。戦略としてはわかるが。