Sasha Frere-Jones / Loren Mazzacane Connors : Subsonic 5 - Standing Upright On A Curve
ARTIST / Sasha Frere-Jones / Loren Mazzacane Connors
TITLE / Subsonic 5 - Standing Upright On A Curve
LABEL / sub rosa
DATE / 1998
TITLE / Subsonic 5 - Standing Upright On A Curve
LABEL / sub rosa
DATE / 1998
1273。sub rosaにはsubsonicシリーズというのがあるみたいで。以前その6を紹介しました。基本コンセプトはよくわかりませんが、どうも2人で1枚の盤を制作することを旨としているようです。しかもコラボというよりもそれぞれが独立して。本作ではM1-M3をSasha Frere-Jones、M4-M10をLoren Mazzacane Connorsが担当しています。Sasha Frere-JonesはUi(参考:12)のメンバです。sub rosaにしては綺麗な曲だと思いました。ゴリっとしたインストではなく、ギターとベースをエフェクト使って綺麗に重ねた感じとでもいいますか。清涼感まではいきませんが聴き良いです。ところどころフレーズがUi的なのかもしれません。で後半を担当するLoren Mazzacane Connorsは本ブログでも何度か言及しています。David GrubbsやJim O'Rourke、Thurston Mooreといったあの辺の一太刀とコラボ盤を出している多作なギタリストで、80年代前半から作品を発表し、最近はfamily vineyardを拠点に活動しているようです。ダウナーで独特のギタープレイなので若干鬱になります。ぽつりぽつりと語るギターの魂。僕としては前半と後半の避けられない対照によって前半を選んでしまいますが、その辺が構成意図なんでしょうか。奇妙な出会い、という。ギタリストとして前衛ポピュラー音楽史(という矛盾する歴史が存在するとして)のなかに確実に名を残すと思われるのですが、そちらを追いすぎると廃人になりそうなので、あくまでもこのブログは明るさをウリにしていきたいところです。それにしてもこのシリーズはちょっと集めたいな。