Lou Barlow / Rudy Trouve : Subsonic 6
ARTIST / Lou Barlow / Rudy Trouvé
TITLE / Subsonic 6
LABEL / sub rosa
DATE / 2006
TITLE / Subsonic 6
LABEL / sub rosa
DATE / 2006
コンセプトが見えない盤を数多く僕に投げ出してきたsub rosaから比較的新しい作品を手に入れました。ご存知Dinosaur Jr、The Folk Improsion、 Sebadohのメンバとして知られるLou Barlowとベルギーの90年代バンドdEUSの元メンバであるRudy Trouvéとのコラボ。正直dEUSというバンドはよくわかりません。それにしてもまた迷走している感じがぷんぷんするな、sub rosaは。どうしたいのだろうか。この盤は両者のコラボレーションではなく、スプリットであって、お互い一度も顔をあわせずに製作されたらしい。何がしたいのだろう。何がコンセプトなのだろう。リスナーを突き放すのをいい加減やめてください、sub rosa。歌が混じらず、淡々とギター1本を奏でるLou Barlow。あまりにシンプルで何がしたいのか逆に分からない、というか淡々と演奏されてもなぁ。そしてときどき挟まれる曇った音質のジングルのような小品はRudy Trouvéによるものという。だから何がしたいのですか。このなんとも言いようのないやるせなさは作家の2人に向けられたものではなく、愛すべきsub rosaに向けられているのはゆうまでもない。