Boom Bip & Dose One : Circle
ARTIST / Boom Bip & Dose One
TITLE / Circle
LABEL / mush
DATE / 2000
TITLE / Circle
LABEL / mush
DATE / 2000
1179。参考盤"Seed To Sun"。次世代ヒップヒップを牽引するlex、anticonとともに、よく名前があがるmuchより。それぞれが、先の2レーベルで重要な位置を占める代表的な作家DJのBoom BipとMCのDose Oneによるコラボ作品です。シーン形成においても初期の部類に入るので興味深い。僕自身がいつものようにあまりアングラ・ヒップホップに明るくないために、なかなか感想めいたものも持ちにくいというのが正直なところですが、斬新なといいたくなる気持ちもわかります。サウンド・メイキングは非常にクラシックな部分を保存しながら奇妙さを模索しているというのも伝わってくるし、MCのほうもかなりブレイクしたラップをのせてくる。実験的な手法、という便利な呼称を借りてくることによってことは解決しそうであるから、それでいいとしよう。その手法は非常に多様性を帯びているので、さすがBoom Bipといったところである。小引き出しが非常にたくさんあるのだろう。Dose Oneの甲高い声も音色として機能を果たし、全体を見事に這い回っている。評価が高くてしかるべき良作となっている。それにしても、このシーンの人気はまだまだ下火になる気配もなく、非常に注目を集めているけれども、現在の状況はどんな感じなんでしょうか。状況というか、製作の方向性というか。